writer : tinsight-yokote2

【海外仰天ニュース】全英の鯉ファンが涙。 29キロの巨体、人気者のベンソンが死ぬ。

推定年齢25歳、重さ29キロ、黄金色の鱗が美しい堂々たる巨体。イギリス・ケンブリッジシアーのブルーベル湖に28日、大きな鯉の死骸が浮かんだ。釣り人から “ベンソン” と名付けられ、愛されてきた湖の主の、早過ぎる死であった。

ベンソンは推定25歳、あまりの大きさと色の美しさで英国中の鯉ファンの人気者であり、ブルーベル湖の守護神のような存在と言われてきた。今ブルーベル湖畔には代わる代わるベンソンのファンが訪れ、涙とともに巨大な鯉ベンソンを抱いて最後の記念写真を撮影、安らかな眠りをと祈りを捧げている。

湖のオーナーであるトニー・ブリッジフットさんは、「タイムズ・オブ・ロンドン」の取材に、ベンソンは全英の鯉ファンの注目を集め、ブルーベル湖の名を広めてくれた大切な存在、地域の釣り人にとっても大きな自慢であっただけに喪失感は大きいと語っている。

ブルーベル湖はロンドンから北に135キロも離れているが、英国中の鯉のファンが一目ベンソンを見ようとして、釣り道具を担いであるポイントに度々訪れていた。第一発見者であるズー・ホワイトヘッドさんも、まさにその一人である。

「ベンソンを釣った最初の女性、なんてカッコいいじゃない?」という軽い気持ちで訪れたブルーベル湖であったが、人々がベンソンをここで釣るというポイントに行ってみると、死骸となって湖面に浮いていたと話す。

こうした釣り人によりベンソンは、確認されているだけでも60回以上も釣られては放され、釣られては放されを繰り返してきた。ブリッジフットさんは、50年は生きると見られてきたベンソンが、あっけなく25年で死んでしまったことに驚きと悲しみを隠せない。

悪意の誰かがエサに毒を盛った、ナッツを食べてしまった、何回も釣られたことの口の痛みとトラウマやストレスから病気になってしまったなど、今は様々な可能性が考えられるというが、特に最後の痛みから来るトラウマやストレスに起因する病気という説については、専門家も興味を示している様子だ。
画像はこちらを→Times Online.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)