writer : techinsight

アートマインドが提供する日常空間のアートコラボ Expansion VOL.6 品川アトレで開催

『NY国連本部に永久保存される切手のコラージュ
古賀賢治氏の代表作「平和の象徴」』

アートを人々から隔絶された閉鎖的な非日常空間から開放し、誰でも気軽にアートに触れ、体験することによって新たな日常の発見と感動を呼び起こし、人と人とをつなげていく。そんなステキなイベントが、アートマインドの提供するExpansionだ。
今回で6回目となるExpansion VOL.6が品川atreにおいて9月11日から10月12日まで開催される。
主宰の小川氏に今回のExpansionに関する話を伺った。

今回のメインアーティストは、ダヴィンチコードのアートワークでつとに知られる古賀 賢治氏を迎え、さらにサウンドクリエーター「枯山水サラウンディング」によりオリジナルのサラウンドシステムを活用し、公共空間に「音の人工庭園」を現出させる。

見て、聴いて、触れて、感じることのできる空間がExpansion VOL.6だ。

Expansionは回数を重ねるごとに進化を遂げ、アートだけに留まらず、社会貢献やエコにまで、その視野を広げている。

具体的には、音楽家『坂本龍一』氏をはじめ、『細野晴臣』『高橋幸宏』『中沢新一』『桑原茂一』らが発起人となり、各界から100名以上の賛同人を得て、設立されたmoretreesの協力により社会貢献の土台を構成していく。

森林保全とそれに由来するカーボンオフセットのサービスの提供などを支援するべく、Expansion VOL.6の会場である品川atre4Fフロアに特設ブースを展開。展示作品及びアーティストがデザインした物販の売り上げの一部が寄付される。

ここで、今回参加するアーティストの8人のラインナップを紹介しよう。

古賀 賢治
Kleptomaniac(クリエイティブ)
ガラコジ(ペインティング)
ロレンゾサンファン(クリエイティブ)
永島香苗(画家)
竹谷嘉人(イラストレータ)
平松慶(イラストレータ)
Donatella(ペインター)

それぞれ、個性も作風も異なる8人のアーティストの作品を、5.1チャンネルサラウンドシステムによるイマジナリー・ガーデンの中を遊歩しながら味わうことができる。

小川氏の構想は、さらに広がり、期間中にはプロジェクト関係者やアーティスト、業界関係者各種交流会が随時行われ、交流会での参加費用の一部が寄付される予定だ。

また、Web上でのコラボも視野に入っており、ExpansionやExcelnet(交流会)の参加者だけが登録できるクローズドなSNSを2009年10月初旬に立ち上げる計画が進行中だ。

このSNSは、mixiやGREEなどとは異なり、参加者のほぼ全てがリアルで交流のある人々であり、リアルとネットの両面でコラボやシナジーを推進する。

そう、Expansion VOL.6が目指すものは、「心の充足」である。人々は日常の喧噪を逃れたいと思ったとき、酒をたしなんだり、旅行に行ったり、恋愛を楽しんだりする。それらはもちろんステキなことだが、往々にしてしばし現実を忘れるためだけだったり、つかの間の休息だったりする。

アートマインドが提唱する「心の充足」は、日常空間に現出する祝祭体験により、Art Mind(アートの心)が充足するのである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)