イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ああ失言。ジェシカ・シンプソン、ネイティブ・アメリカンを怒らせる。

ジェシカ・シンプソン(29)といえば、NFLダラス・カウボーイズの人気QBトニー・ロモに振られてしまったばかり。すでに、数十個の段ボールで私物を運び出したジェシカであるが、タブーな発言を犯していたとして、少し話題になっている。

今週初め『TMZ』のリポーターが、ロモとの破局で傷心のジェシカを取材した。“トニー・ロモにプレゼントした高価なボート、あれを彼にあげたままなのは悔しいですね。取り返さないんですか?” という質問に、ジェシカは 「いいの、私はインディアン・ギヴァー(Indian giver)じゃないわ。」と答えた。

これにはやはりネイティブ・アメリカンらが黙っていなかった。コミュニティーのフォーラムには、 “今でもこんな言葉を使うなんて、失礼だわ”、 “とてもショック。皆さんこうして怒っています。ジェシカは謝るべきです” などと、批判コメントが続々と寄せられた。

「インディアン・ギヴァー」とは、見返り欲しさに贈り物をする人、という意味である。その昔、お金を用いて買い物をするヨーロッパ系人種にとって、贈り物はあくまで人にあげるものであったが、物々交換で生計を立てていたネイティブ・アメリカンらは、当然の見返りを求めて贈り物をしていた。

この頃の様子から生まれた言葉であるため、先祖を讃えるネイティブ・アメリカンの人々にとっては、やはり屈辱的で差別を感じるものなのである。

だが、“決して肩を持つわけではありません。でも冷静になりましょうよ。発言したのは他でもない、あのジェシカですよ?彼女の言葉についてあれこれ議論するなんて、バカバカしくありませんか?” という意見が登場した。

シーチキンを海にいる鶏の肉だと本気で思っていたことをはじめ、ジェシカが “ヘキサゴン” であることは、アメリカ人なら子供ですら知っている。白熱した議論もこれをきっかけに、自然と終息へと向かった。

ネイティブ・アメリカンの人々にとってジェシカは、自分たちの心には強いプライドと寛大さがあることを認識する思わぬきっかけとなったようだ。 “胸が大きいブロンド娘はオツムが…” などと言いながら、今頃ネイティブ・アメリカンらは楽しくお酒を飲んでいることであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)