セガはシミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア」の最新作となる「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立仕官学校」をプレイステーション・ポータブル(PSP)で発売すると発表した。前作が据え置き機で発売された作品の最新作が携帯機で発売される。このパターンで「ドラゴンクエストⅨ」はかなり叩かれたわけだが、こちらはどうなるのだろうか?
「戦場のヴァルキュリア」はセガよりプレイステーション3向けに発売されていたシミュレーションRPG。水彩画風のグラフィックと世界観、個性的なキャラから、プレイしたユーザーからの評価は高い作品となった。今回その正統な続編にあたる「戦場のヴァルキュリア2」が、携帯ゲーム機であるPSP向けに発売される事となった。
さて、シリーズ最新作が据え置き機から携帯機へ移った例として最も新しいのは、つい先日発売されたばかりであるニンテンドーDS用ソフト「ドラゴンクエストⅨ」であろう。これまでにも記事にしてきたとおり、こちらの叩かれっぷりは凄まじいものがあり、そのほとんどが「据え置き機で出してほしかった」「なんで性能の低いDSで出すんだ」といったものばかり。今回の「戦場のヴァルキュリア2」も全く同じ形での発売となるわけだが、現在のところ、PS3からPSPへ移った事での否定的な意見はネット上ではあまり見られない。残念だという声はあるものの、「ドラクエⅨ」ほどの叩かれ方は今のところないようだ。もちろん知名度やジャンル、それぞれのハードの性能も違うわけだから同じように否定されるとは限らないが、同じパターンでここまで差が出るあたり不思議であり、仁義なき争いの面白いところだろうか?
(TechinsightJapan編集部 林 裕之)