writer : techinsight

国産メーカーを抑え、いち早く電動スクーターを販売開始した意外な企業。

自動車関連では、ハイブリッドカーや電気自動車という言葉や文字を毎日のように目にしたり耳にしたりするが、ついに2輪車にも本格的な次世代の波が訪れたようだ。家庭用コンセントでバッテリーを充電して走るスクーターが登場した。その発売元は、一般的に思い浮かぶあんなところやこんなところではなかった。電動スクーターの意外な仕掛け人とは?

このスクーターの販売元は、愛知県に本社を置く、「株式会社プロスタッフ」である。

2輪メーカーで思い浮かぶのは、ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキこれくらいであろう。というか日本では、これが全てといっていい。

ではプロスタッフはいったい何をしている会社なのか?それは、ワックス、洗剤、芳香剤などのカー用品を製造販売している。この会社が中国のメーカーと提携して開発して、大手の2輪メーカーより先に販売にこぎつけた。

このスクーターは、家庭用のコンセントで充電できる。8時間で充電が完了して、約55km走行できる。最高速度も時速45kmで何の問題もない。 価格は198,000円で本来のスクーターよりも割高ではあるが、ガソリン代は当然かからない。今後、ホームセンターやカーショップでの販売を拡大させてゆく。エコに注目が集まる中、どのくらいの受注が集まるかが注目である。
(TechinsightJapan編集部 ”自動車魂世界一”car journalist 木下)