writer : techinsight

エンターブレインのコンサル事業にユーザーは冷たい視線

6月24日付けのNIKKEINETによると、株式会社エンターブレインがゲームソフトメーカーを対象にしたコンサルティング事業を始める事を発表した。メーカーへソフト内容の査定やアドバイスを行うとあるが、ユーザーの信頼はイマイチの様子。

コンサルティング事業は、ゲームソフトの内容についてアドバイスを行ったり、販売需要を予測する事で、国内だけではなく海外市場に向けたメーカー支援を目的としている。現在日本のメーカーのほとんどが海外向けの市場開拓に苦戦を強いられている中、それをバックアップする意味でも注目される。

しかし、これについてインターネット上でのユーザーの反応はとても冷やか。現行機であるWii・PS3・Xbox360の販売台数について、エンターブレインはかつてPS3が抜け出すと予想。現状は知ってのとおり世界最下位という正反対の結果。また、同社が発刊している「週刊ファミ通」のソフトレビューについても、
「なんであの内容でこんな高得点なの?」
「ちゃんとプレイしてないだろ」
といったように、その能力には疑問を投げかける人も多い。今回のコンサル事業について、中には「どうせこの程度だろ」と予想する人まで出る始末。ここまでユーザーから冷たい視線を浴びる中で、エンターブレインはメーカーの救世主となれるのか? それとも……?
(TechinsightJapan編集部 林 裕之)