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NBAも各地で早くも熱戦が繰り広げられているが、カレッジ・バスケットボールだっておおいに興奮する。テネシー州で3日、ローン・ステイト・コミュニティ・カレッジとキング・カレッジの対戦が行われたが、なんと途中から白髪頭の選手が出場、コート狭しと駆け巡って話題となった。
テネシー州ノックスヴィル在住のケン・ミンク選手は、なんと73歳。彼は現在、ローン・ステイト・コミュニティ・カレッジにフルタイムで在籍するれっきとした学生であり、バスケット・ボール部に選手として所属している。
ミンク選手は3日のキング・カレッジ戦において、後半戦の残り16分というところで名前を呼ばれ、コートに入った。3分経過したところで1本目のシュートにトライしたが失敗、ベンチに引き下がった。
しかし体力も戻った頃再度コートに登場し、精一杯ディフェンス、オフェンスにとコートを駆け巡った。そしてボールを手にしたミンク選手シュートに挑むがやはり失敗。しかし相手のディフェンス・ファウルのため、フリースロー2本の権利を獲得した。
「カレッジ・バスケットを去って以来、52年目にして再び味わうことが出来たフリースローです。ラインに立つ自分自身に、それは興奮しました。シュートはお手のものだったはず、さあリラックスして、と心の中で自分に言い聞かせると、スーッと私の手からボールが離れ、見事ポイントすることが出来ました。しっかり私の名前は記録されていますよ。」
そう語るミンク選手は昔、ケンタッキー州ジャクソンのリーズ・カレッジにてバスケットの選手であった。しかし、部員の誰かがコーチの部屋をふざけて石鹸の泡だらけにしてしまい、濡れ衣を着せられたミンクさんは、怒っているコーチにより退部を命ぜられてしまい、その悔しさをなかなか克服できずにいたという。
昨年、隣人宅で久しぶりにバスケット・ゴールにシュートする楽しみを味あわせてもらったミンクさん、いくつかのカレッジにとうとう願書を書いて送ったという。これに応えてくれたのが、ローン・ステイト・コミュニティ・カレッジのバスケット部のコーチ、ランディ・ネスビットさんであった。
ミンクさんは8月に始まった秋学期から、チームのメンバーらと何ら変わることのない日々の練習を続けてきたという。年齢だからとやりたいことを諦めるのは勿体ない、意志のあるところに道が開け、努力を惜しまなければ結果もついてくる。そう教えてくれたミンクさんのフリースロー成功に、体育館の誰もが割れんばかりの拍手を送ったことは言うまでもない。
(編集部 Joy横手)
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