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お笑いブームは過渡期を迎えている。飽きっぽい日本人にしては比較的長く流行が続いているように思うが、ある日突然終わってしまうとも限らない。そんなお笑いバブルがはじける前に、チェックしておきたい芸人を紹介しよう。今回はゆるいラップがくせになる「ジョイマン」(吉本興業)だ。
ジョイマンはすでにご存知の人も多いだろう。昨年末、昨年度末の番組改変期でさまざまな特番に登場し、注目度を上げてきているコンビだ。メンバーは、長身で眼鏡をかけている高木晋哉(27)に、どのクラスにも1人はいそうな雰囲気の池谷和志(26)。現在披露している主なネタはコントだが、王道のそれではない。独特のジョイマンワールドが繰り広げられている。
冒頭は池谷が1人でステージにいることが多い。『遅刻しそう』『最近運動不足』など状況を説明するせりふを一言二言こぼすと、高木がBGM(?)を口ずさみながら登場する。どんな設定だろうと、背後にどんなセットがあろうと、池谷がどんな衣装であろうと、このシーンだけは変わらない。常に高木は白のシャツに黒いパンツ、インチキくさい美容師のような格好でゆるいラップを披露する。
高木のラップは『ウォンビン、ビールびん』『クリントン、20トン』『副収入、母乳』など、一応韻は踏んであるのだが、まったく意味がない。かつ、コントのシチュエーションにもまったく関係がない。合間合間に池谷がツッコミを入れるのだが、それすら関係がないように見える。そしてそのまま、特にオチもなく終焉。正直、文字だとおもしろいのか微妙な感じになってしまうが、映像があっても微妙だ。微妙に、おもしろいのだ。
ジョイマンを見ていると、初めてレバ刺しを食べた時のことを思い出す。しぶい顔をする私に、同席していたレバ刺し好きの知人が『3回目くらいで美味いと感じるようになるから』と言ったのだ。その言葉通りに、だんだんと私はレバ刺しが好きになった。1度でジョイマンの良さが理解できなかったら、違うネタをたくさん見て欲しい。3回目くらいでおもしろいと感じるようになる、かもしれない。
(編集部 三浦ヨーコ)
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