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M‐1グランプリ2007の優勝で一躍シンデレラ芸人となったサンドウィッチマン。以前とは比べものにならないほどのオファーが舞い込む中、精力的に地元・仙台での仕事をこなしている。この週末だけでも29日にはサッカーJ2「ベガルタ仙台」のホームゲームに登場して試合終了まで観戦してから、近隣の百貨店でライブ。翌30日にはプロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」のホームゲームで始球式を務め、その後駅ビルで再びライブを行う予定だ。彼らの“里帰り”には、仙台に対する愛に溢れている。
コンビ2人ともが仙台市出身というサンドウィッチマンは、本来なら仙台で活動したかったという。吉本興業の仙台参入でその希望を果たせるかと思ったが、早すぎる撤退により夢と消えた。そんな彼らは東京に出ても地元を忘れることなく、ステージにはベガルタや楽天のユニホームを着て登場することも多かった。M‐1以前から持っていた唯一のレギュラー番組、「サンドウィッチマンのラジオやらせろ!(仮)」は現在でも続けている(ちなみにこの番組、コミュニティFMで放送されているため、仙台市や塩釜市などのごく一部でしか聞くことができない)し、念願の地元テレビ局でのレギュラー番組「サンドのぼんやり?ぬテレビ」はすでに収録が始まっている。「みやぎ夢大使」やベガルタの「仙台市民後援会・名誉会員」に任命されるなど、すでに地元の雄としての貫禄は十分だ。
彼らの地元愛には、仙台という土地柄が大きく関係しているのではないか。東北随一の規模を持つ都市ではあるが、日本3大都市にも4大都市にも含まれない仙台。訪れた人が決まって『意外と都会だね』と言う仙台。そんな街から東京へ出てお笑いをやるということは、日本の首都・東京と、お笑い首都・大阪への反骨心は少なからずあったと思う。それをバネにして見事日本一の栄冠を勝ち取ったのだから、胸を張って仙台に戻りたい気持ちは当然だ。そして仙台という街もまた、それを望んでいる。反対を押し切って東京へ出て行った息子が成功し、『母ちゃん、やったよ!』とカバンにお土産をたくさん詰めて帰って来るようなものだ。今回の“里帰り”では笑いというお土産を仙台に置いていってくれたサンドウィッチマン。仙台市民は早くも次の里帰りを楽しみにしていることだろう。
(編集部 三浦ヨーコ)