イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-aya

【イタすぎるセレブ達】英王室の悲しき「争続」 チャールズ皇太子が亡き父の爵位を末弟エドワード王子に与えたくない本当の理由

エリザベス女王とエディンバラ公フィリップ王配の第4子、エドワード王子(57)とその妻ソフィー妃(56)はヘンリー王子夫妻の英王室離脱、いわゆる「メグジット騒動」の中で王室での存在感を増すようになってきている。2021年4月に父エディンバラ公爵フィリップ王配が99歳で薨去した際、エディンバラ公爵の爵位は伝統に則り、チャールズ皇太子に継承された。しかし自身の爵位が“いずれ”エドワード王子に引き継がれることをフィリップ王配は希望しており、自然とその流れになるものと思われていた。ところがチャールズ皇太子(72)はこの案に賛成ではないようだ。『Daily Mail Online』『The Sun』などが伝えている。

1999年、エリザベス女王の第4子であるエドワード王子がソフィー妃と結婚した。婚礼に先立ち、王族の子女としては珍しくエドワード王子には公爵ではなくウェセックス伯爵の爵位がエリザベス女王より授けられることがバッキンガム宮殿から発表された。その声明の中にはさらに「女王、エディンバラ公、そしてプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)は、フィリップ王配が現在保持している爵位が全て国王に返還された暁には、エディンバラ公爵の爵位がエドワード王子に授けられることに合意した」とも記されていた。フィリップ王配亡き後、そしてヘンリー王子夫妻が王室を去った今、精力的に公務をこなし女王の信頼も厚いと言われるエドワード王子夫妻にエディンバラ公爵の爵位が引き継がれるのは既定路線とみられていた。

しかしエディンバラ公爵の爵位を継承したチャールズ皇太子は、この案に乗り気ではないようである。チャールズ皇太子に近い人物はこう語る。

「チャールズ皇太子が今現在のエディンバラ公爵であり、この爵位をどうするかはチャールズ皇太子次第である。エディンバラ公爵はエドワードには引き継がれない。」

エドワード王子自身は、エディンバラ公爵を引き継ぐことを疑ってもいなかったであろう。彼の父が残した英国エディンバラ公国際アワードの理事であるだけはなく、父亡き後はパトロンとして継承することが期待されてきたからだ。

当然、亡きフィリップ殿下が切に願っていたエドワード王子へのエディンバラ公爵の継承がなされないかもしれないことに困惑が広がっている。チャールズ皇太子の狭量で意地悪な策略ともとれるが、チャールズ皇太子にも理由があった。

歴史を振り返れば、エドワード王子とソフィー妃が結婚したのは1999年。その2年前のダイアナ妃の衝撃的な死を乗り越え、

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