ヘンリー王子から連絡があった時には「がっかりしていた」とレベッカ氏が語った。
「私が確実に分かったのは、11月にヘンリーが電話をして75歳の誕生日を祝ったこと、そして子ども達が祖父にハッピーバースデーを歌う短いビデオを作った時、国王がどれほど失望したかということです。」
「それから数時間後以内に、夫妻側が好意的なメディアに情報をリークしたのです。これは王室にとって、本当に一線を越える出来事でした。というのも、王族の生活で私的な事柄はほとんどないからです。」
「彼らの生活の多くは、公の場か、あるいはスタッフが彼らの行動をすべて監視する中で過ごしています。そのためプライベートな会話、特に電話は私的なものだとみなされています。」
ただしレベッカ氏は、チャールズ国王がヘンリー王子に対して腹を立てているものの、息子との関係修復には常に前向きだと示唆した。
「チャールズは怒り、傷付いていますが、息子であることに変わりはありません。今は距離を置いていますが、息子に対して完全に扉を閉ざすことはないと言われています。」
ヘンリー王子は今月30日に英ロンドンで行われる「ウェルチャイルド・アワード」授賞式に出席するため、英国に一時帰国する予定だ。
しかし、チャールズ国王はスケジュールが詰まっているため、親子が対面する可能性はないと報じられている。
国王とカミラ王妃は28日、エディンバラで開催される「スコットランド議会25周年記念式典」に出席する予定だ。
英メディア『The Telegraph』によると、国王はイベント後の数日間、スコットランドで過ごす可能性が高いという。お互いにスケジュールと場所を調整することで、親子が対面するための準備が整うとみられるが、実現するかどうかは現在のところ不明だ。
ヘンリー王子は、2月にチャールズ国王ががんと診断されたことが公表された後、急遽英国に帰国した。しかし、親子が会話したのは30分ほどで、王子は翌日米国にとんぼ返りした。
5月には「インヴィクタス・ゲーム」のイベントに出席するため帰国し、8月には叔父の葬儀のために極秘帰国したが、いずれも父との再会は果たせなかったと伝えられた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)