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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】激辛インスタントラーメンが「辛過ぎて危険」 デンマークでリコール対象に

症状としては燃えるような痛みや不快感、吐き気、嘔吐、高血圧などが考えられるという。

リコールを発表した当局は、販売中止を通告し、購入者には廃棄、または購入店舗へ返品するように呼びかけた。

大量のカプサイシンを含んでいることにより健康被害を及ぼす危険性があるとして、デンマーク獣医食品局は3製品をリコール対象にした(『CNN 「Instant ramen ‘fire noodles’ are too spicy for this country」(Danish Veterinary and Food Administration)』より)

一方で三養食品は、「弊社の製品は世界中に輸出されていますが、“辛過ぎる”という理由でリコール対象になったのは初めてです。今回の回収は製品の品質ではなく、ラーメンの辛さによるものだと認識しています」とコメントした。

デンマーク獣医食品局によると、消費者から「この激辛インスタントラーメンが合法であるわけがない」と、あまりの辛さに問い合わせがあったそうだ。研究所で製品を確認すると、健康被害を及ぼす危険性があると判断され、リコールに至ったという。

ヘンリック氏は、「保護者はこうした過激なインスタントラーメンの存在を認識し、子どもたちが食べないように注意してください」と話している。

ちなみに昨年9月には米マサチューセッツ州で、激辛スナックチャレンジをした14歳少年が、高濃度のカプサイシンの摂取で心肺停止に陥り、死亡していた

画像は『The Guardian 「Denmark recalls South Korean firm’s instant noodles for being too spicy」(Photograph: Samyang)』『CNN 「Instant ramen ‘fire noodles’ are too spicy for this country」(Danish Veterinary and Food Administration)』『New York Post 「Teen dead after Paqui ‘One Chip Challenge’ chip died of high chili consumption and heart defect: autopsy」(AP)』『UNILAD 「Influencers Force-Feeding Dogs Online Under Fire After Mukbang Videos Banned In China」(Douyin)』『The Sun 「SUGAR SHOCK Bubble tea addict, 18, ‘fighting for her life in a coma after drinking two cups every day for a month’」(Credit: AsiaWire)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

米マサチューセッツ州で2023年9月、激辛のトルティーヤチップスを食べるチャレンジで14歳の少年が死亡。高濃度のカプサイシンを摂取し、心肺停止に陥ったという(『New York Post 「Teen dead after Paqui ‘One Chip Challenge’ chip died of high chili consumption and heart defect: autopsy」(AP)』より)

中国のSNSで2020年に問題になった「食べる放送」。犬に激辛料理やキャンディーなどを無理やり与えて、その様子をライブ配信する飼い主が急増していた(『UNILAD 「Influencers Force-Feeding Dogs Online Under Fire After Mukbang Videos Banned In China」(Douyin)』より)

2020年5月、中国・上海の病院に緊急搬送された少女。タピオカミルクティーを1日2杯、1か月間飲み続けており、砂糖の過剰摂取により昏睡状態に陥っていた(『The Sun 「SUGAR SHOCK Bubble tea addict, 18, ‘fighting for her life in a coma after drinking two cups every day for a month’」(Credit: AsiaWire)』より)

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