その“有害な文化”について「多くの人は、若くしてあのようなレベルのパフォーマンスをやり遂げるために、必要なサポートを受けていないのよ」と言うと、こう続けた。
「あのようなことを乗り越えて、名乗り出た人々への対処も必要だわ。話を聞いてどれほど打ちのめされたか、言葉では言い表せないほどよ。」
そしてアリアナは、子役が働く撮影現場の状況について改善策を提案した。
「子ども達が演技をするのであれば、より安全な環境にする必要があるし、セラピストもいるべき。それから、両親が望む場所に入ることを許されるべき。」
「たとえばテレビに出たいとか、メジャーレーベルと一緒に音楽をやりたいとか、そういう意味での露出があるなら、そのことは契約書に書くべきだと思う。」
さらに子役を守るため、週2、3回のセラピーセッションも契約に含めるべきだと強調した。
「どんなに若くても、何歳であっても、人生を大きく変えるような体験が自分に何をもたらすのかを解き明かすために、専門家によるセラピーを義務付ける必要があるわ。」
ドキュメンタリーの公開後、ダンは謝罪ビデオを公開し、番組を見ることは「非常に困難だった」と述べた。そして自分の過去の行為について「恥ずかしく、後悔しているものもある」と明かしていた。
その一方でダンは、ドキュメンタリーのプロデューサーを名誉毀損で訴えている。彼の弁護士は番組を「ヒットジョブ(意図的な攻撃)」と呼び、ダンは撮影現場でハラスメントが行われていたことを知らなかったと主張しているという。
画像は『PODCRUSHED Instagram「Children are a sacred trust.」』『Dan Schneider Instagram「Me, Matt, & Ari…」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)