看板広告を立ててから約2週間で400件以上の電話と40~50件のメールが届いたそうだ。
しかしその大半は、お金などを得ようとする人からのものだった。「ほとんどの問い合わせは、私から何かを得ようとしているものでした。私のことを、請求書の支払いを助けてくれる金持ちか何かだと思っている人もいましたよ。同じ状況なら私も同じようなことをすると思いますから、気持ちは分かりますけどね」とアルさんは話す。
アルさんは、相手に対して譲れない条件を「一途で誠実で、自分自身に正直であること」と説明する。この3つの条件が一致すれば、アメリカ国内であればどこにでも引っ越すつもりで、「いい人に出会えれば、最初はZoomで話すことになると思いますが、ヨーロッパでも会いに行く」と明かしている。また、スリムな体型の人を望んでいるそうだが、それ以外に見た目のこだわりは特にないという。
相手にとってのメリットとして、アルさんは自身が聞き上手で、オープンマインドの持ち主であると主張する。「私には年金収入がありますし、健康で実年齢よりも若く見られます。高齢者は頭の固い人が多いものですが、私はそうではありません。2015年から独身で、26歳年下の人と付き合っていたこともありますから、私よりも若い人だって気にしませんよ」と、アルさんはいい人であれば年齢は関係ないと語った。
また、「もちろん、ちょっと有名になりたいという気持ちもありますが、いい人に出会いたいのです」と、アルさんは切実な思いを打ち明けた。
このニュースを見た人々からは、「いい出会いがあるといいね」「いろんなカラオケ店に行ったら見つかりそうじゃない?」「私もこんな広告を出してみようかな」「私はとっくに諦めたけど、1人でいるのって辛いよね」「理想の女性から連絡がくるといいな」など、成功を祈るコメントやアイディアに興味を示す声が寄せられた。
ちなみに2021年12月にもアルさんと同様に、巨大看板で恋人を募集した66歳の独身男性が注目を集めていた。
画像は『New York Post 「I pay $400 a week to advertise myself on a billboard to find a girlfriend」(Al Gilberti / SWNS)、「Pizzeria’s blunt ‘Now hiring: non-stupid people’ ad sparks backlash」(Santino’s Pizza)』『Austonia 「Texas transplant looking for the right woman to sweep him off his feet via billboard in Austin area」(Austonia)』『BBC News 「‘Wish my dad happy birthday’ billboard draws thousands of calls」(CHRIS FERRY)』『The Mirror 「Unemployed man rejected 300 times pays £400 for ‘hire me’ billboard but still has no job」(Image: Pop Culture Shock / Caters News Agency)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)