カメラに向かって写真撮影を行った。
カミラ王妃はフランスへの敬意を表し、仏ファッションブランド「ディオール」によるネイビーブルーのケープドレスを纏っていた。そしてブリジット夫人が着ていたのも、同ブランドによるネイビーブルーのロングドレスだった。
宮殿内ではチャールズ国王が壇上に立ち、晩餐会を主催したマクロン大統領に向けてフランス語でスピーチした。
「あなたの寛大な精神は、私の母の国葬が執り行われた一年前の昨日、フランスの方々が追悼してくれたことに私と家族が深く感動したことを思い出させてくれました。」
続いて国王は、亡き母エリザベス女王と亡き父エディンバラ公フィリップ王配が1948年、初めての公式訪問としてフランスに滞在した時のエピソードを明かした。
「ピエール・シャロン通りにある煌びやかな『Chez Carrer』で、エディット・ピアフのセレナーデを聴きながら夜明けまで踊っていたそうです。」
国王は、フランスを代表するシャンソン歌手エディット・ピアフ(1915年-1963年)の代表曲『ラ・ヴィ・アン・ローズ』を妊娠中の母の胎内で聞いたことが、その後の人生に影響を与えたそうだ。
「私が生まれる6か月前にもかかわらず、その曲は私に忘れがたい印象を残したと思います。『ラ・ヴィ・アン・ローズ』は今日に至るまで、私のお気に入りの曲のひとつです。」
そして最後に「大統領殿。私達はすべてにおいて新しい世代が生まれるたびに更新され、再活性化される、私達の固い友情に頼ることができます」と述べ、こう続けた。
「マクロン大統領夫妻とフランス国民、そして私達の『Entente Cordiale(持続可能な同盟)』に乾杯したいと思います。この先何があろうとも、何世紀にもわたり忠実かつ不変に存続しますように。」
この後、チャールズ国王はシャンパンが注がれたグラスを持ち、マクロン大統領やブリジット夫人と乾杯を交わした。そして大統領と隣同士の席に座り、会話を交わしながら晩餐会のディナーを楽しんでいた。
画像は『The Royal Family 2023年9月20日付Instagram「An honour to be hosted by President @EmmanuelMacron and Madame Macron for a State Banquet at the historic Palace of Versailles.」』『Melanie Hamrick 2023年9月20日付Instagram』『Emmanuel Macron 2023年9月20日付Instagram「Signe de confiance et d’amitié, votre visite en France nous touche profondément.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)