「フロリダ州のこの2人は、地元で『グレイズ・ボーイズ』と呼ばれ、アメリカでも最大のビルマニシキヘビを捕獲し…」と、顔を隠したままニュースを伝え始めたのだ。
映像には、重さが125ポンド(約56.7キロ)、体長19フィート(5.8メートル)もの巨大なビルマニシキヘビを捕獲しようと格闘する男性の姿が捉えられていた。ヘビが苦手なトンプソン氏にとっては、かなりの恐怖映像だったに違いない。彼はニュースを伝え終えると、プロデューサーに「(映像は)もう終わった?」と尋ねた後、ホッとしたような表情でニュース原稿を顔から外した。
トンプソン氏の一連の行動は多くの視聴者の関心を集めることとなり、彼の同僚であるクレア・ケーシー氏(Clare Casey)は、Twitterに「なぜ(ヘビ嫌いの人に)ヘビのニュースだったんだろう!? もし怖いニュースだったら、原稿で顔を隠して読むべきだね」と綴り、トンプソン氏の動画を投稿した。
そんな動画には、ユーザーから「これはちょっと可愛いね」「かわいそうなトンプソン(笑)」といった声が寄せられている。プロのニュースアンカーとしてあるまじき行為ではあったものの、この日の彼の行動によって多くの人が楽しい朝を迎えたようだ。
ちなみに昨年7月には中国で、テレビアナウンサーが生放送中に鼻血が出てしまったにもかかわらず、顔色ひとつ変えず最後までニュースを伝え続けた。当時、このアナウンサーの対応に称賛の声があがる一方で、「クビになるのを恐れていたのでは?」といったコメントも見受けられ、物議を醸していた。
Why did it have to be snakes?! This is how to read the news if you're scared of it – hide behind your notes @BBCBenThompson tells the story of the Burmese python captured in Florida @BBCNews pic.twitter.com/u5qELKdKhO
— Clare Casey (@clarelcasey1) July 17, 2023
画像は『Ben Thompson 2023年7月14日付Instagram 「Tell me when it’s gone.」』『Clare Casey 2023年7月17日付Twitter「Why did it have to be snakes?!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)