その内容を聞かれた山下は「僕は盲⽬の漫画家の役で、僕が恋するお相手のヒロインは耳が不⾃由な方で、⾒えなくても、聞こえなくても、その2人がどうやって愛を育んでいくか…というお話です」と紹介した。ヒロインは新木優子が演じ、日本でも話題を呼んだ韓国映画『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン氏が監督を務める。
続けて山下は「自分としても目が見えないということを毎日毎日想像して監督と話し合って、その中で愛を描いていくという作業がとても勉強になりましたし、充実した時間を過ごさせていただいたので、出来上がりが楽しみです」と手応えを感じている様子で、「ちょうど今(撮影が)終わったところです」とクランクアップを報告した。
また自分にとって「Inspiring Women(創造力と知性そして才能に満ち溢れ、多くの人々にインスピレーションを与える女性)は誰か?」との質問に山下は「母親です。いろいろと愛情をたくさん注いでいただいて、自分のやりたいことを応援してくれているので、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。
そして会見の最後には「好奇心を忘れずに自分を、そして周りの大切な人を愛して、春もそこまで来ているので心に花を咲かせてハッピーな一年を過ごして欲しい」とメッセージを送った。
会見には山下と同じブルガリアンバサダーの森星(モデル、「tefutefu,Inc.」クリエイティブディレクター)、「BVLGARI AVRORA AWARDS」2022年度受賞者の小谷真生子氏(経済キャスター、国際連合世界食糧計画WFP協会理事)も同席した。山下は小谷氏にミモザの大きな花束を贈呈してカメラ撮影に応じ、降壇の際には森と小谷氏に先を譲る紳士ぶりを垣間見せていた。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)