エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】アンジャッシュ渡部、東野幸治から学んだMCの心得「個性は出さず感情を入れず」

さすがに渡部自身も「なぜ自分に声がかかったのだろう」と思ったという。引き受けるにあたりその事情を聞いたところ、どちらも渡部が第一候補ではなく紆余曲折あって渡部に回ってきたらしい。「(『王様のブランチ』は)若返りを図ると言って谷原(章介)さんから、同い年の僕ってどう考えてもおかしいでしょう」と彼が笑うのも無理はない。

この東野の「MC論」の対極にいるのが、極楽とんぼ・加藤浩次(53)だろう。その象徴とも言える出来事が2019年7月、彼がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)内で起こった。闇営業をめぐる一連の問題で吉本興業の経営陣を激しく批判し、「2人が辞任しないならば自分が退社する」とまで言い放ったのだ。この加藤の発言についてジャーナリストの木村太郎(85)は、コメンテーターとして出演していたならば好きなことを言っても構わないが、MCを任されている番組では問題のある発言だと非難していた。当時はMCでありながら自分の意見をはっきり主張する加藤を支持する声が多く、それが彼の持ち味にもなっていた。その『スッキリ』も今月末で、17年の歴史に幕を下ろす。新番組『DayDay.』では、元NHKアナウンサー・武田真一(55)と南海キャンディーズ・山里亮太(45)がMCを務める。民放初レギュラーとなる武田をサポートしながら、山里がどんなMCぶりを見せてくれるのか楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

MCでありながら自分の意見をはっきり主張してきた加藤浩次。当時は彼を支持する声が多かったものだが…

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