エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】東野幸治のラジオ番組に『街録ch』三谷三四郎氏が登場 テレビ局から「人気番組の二番煎じ」を依頼された過去

ある日“日テレで流行った番組をそのままTBSでやろう”というチームが立ち上がり、そこに三谷氏が呼ばれたことがあった。部屋にはヒット番組を担当してきた作家も来ており、彼と一緒に人気番組の二番煎じバーションを作るよう依頼され、それも2つの番組を同時期にスタートさせるようにとの指示だった。「自分はこのままコピーみたいな番組、量産型番組を作るライン工場の歯車みたいになっていく人生なのか…」と絶望した三谷氏だったが、妊娠中の妻のことを思うと簡単に「やりたくない」とは言えなかったという。

悩みに悩み抜いた三谷氏は収入確保のため1つの番組だけ残し、新宿の夜の街で様々な人に声をかけ始める。風俗関係や過去に犯罪歴がある人、ホームレスの人、一人一人の異色な経歴を紹介し、その生き様に迫っていく。こうして誕生した『街録ch』は今やチャンネル登録者数108万人、旬の有名人や売れっ子芸人も登場する人気YouTubeチャンネルへと成長したのだ。これからは三谷氏のようにテレビ局側の制約を嫌い、YouTubeで自分がやりたい番組を制作する元テレビマンが増えてくるかもしれない。

今年は実績のあるテレビ局のプロデューサーがフリーになったり、転職するケースが相次いでいる。人気番組『有吉ゼミ』『有吉の壁』『マツコ会議』(日本テレビ系)の総合演出などを務めた橋本和明氏、『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)のプロデューサーだった芦田太郎氏、そして『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)のプロデューサーを務めた高橋弘樹氏など評価が高い番組を手掛けた人物ばかりだ。リアルタイムでテレビを視聴する人が大幅に減少している中、優秀な人材がテレビの世界から次々に離れていくことに、演者側の一人として東野幸治は危機感を募らせている

画像2枚目は『【公式】東野幸治のホンモノラジオ(ABCラジオ) 2023年3月3日付Twitter「今夜25時からは」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

左から渡辺あつむ、三谷三四郎氏、東野幸治(画像は『【公式】東野幸治のホンモノラジオ(ABCラジオ) 2023年3月3日付Twitter「今夜25時からは」』のスクリーンショット)

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