
「ジャンヴィト・ロッシ」のハイヒールを合わせていた。
コートの左胸にはアイルランドの国花“シャムロック(三つ葉のクローバー)”を象った大きな飾りをつけ、その下には「カルティエ」による“シャムロック”のゴールドのブローチが輝いていた。そして耳につけていたのは、アイルランドを象徴するグリーン色を放つ、エメラルドのイヤリングだ。
この日キャサリン皇太子妃はウィリアム皇太子と共に、“シャムロック”の小枝を将校や衛兵に贈呈し、それらが隊員全員に配られるという伝統行事を行った。
パレード会場では雨が降りしきる中、アイリッシュガーズのバンドが、アイルランドの作曲家ビル・ウィーランの楽曲『リバーダンス』などを演奏した。
この後には新たな大佐となったキャサリン皇太子妃がスピーチを行い、「本日、みなさんの前に立てることを、この上なく誇りに思います。大佐に就任したことは本当に光栄なことです。私はあなた方の話を聞いてサポートし、みなさんが行うすべてのことを支持するために、ここにいるのです」と伝えた。
そして、大佐の役職から退任したウィリアム皇太子も演説をすると、「ここで再び、みなさんとセント・パトリックス・デーを祝えることを大変嬉しく思っています。ですが、このスピーチをすることが、大佐としての時間が終わってしまうことを意味すると思うと、とても悲しいのです」と名残惜しい様子で語った。
スピーチを終えた夫妻はアイリッシュガーズの隊員らと交流し、アイルランド発祥の黒ビール“ギネス”を一緒に嗜んだ他、毎回恒例となっている記念撮影も行った。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年3月17日付Instagram「It is a true honour to be Colonel of the @irishguards,」』『Irish Guards 2023年3月18日付Instagram「The Prince and Princess of Wales handover duties at St Patrick’s Day with the Irish Guards The national saint’s day is a highlight of the Irish Guards’ calendar where all generations gather for a regimental celebration,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)