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writer : h-r

【海外発!Breaking News】スカンク出没で悪臭が充満 学校閉鎖で1週間ぶりに教室に戻ってきた児童たち(カナダ)

学校側から「昨晩、スカンクの捕獲に成功し、別の場所に移動させる予定です。他にもスカンクがいないか監視を続けており、侵入口となった学校建物の床下スペースの開口部は埋められました」という朗報が伝えられた。

今回の悪臭騒動を受け、3年生のハルセハディープ・ヘハーさん(Harsehajdeep Hehar)は「初日はそれほどでもなかったのですが、2日目になると、その臭いに耐えられなくなりました」と明かしており、保護者の一人であるサマンサ・フォンテーンさん(Samantha Fontaine)は「不便でストレスがありましたが、愉快なものでした。学校スタッフ、児童や保護者、そして(問題の対処にあたった)各部署のスタッフは悪臭の問題を解決するために一致団結しました。今回のハプニングは今後、面白い話のネタになるでしょう」と話している。

20日の月曜日、児童らはようやくスティーブンソン=ブリタニア学校に戻ってきたが、同校は、この日を「スピリットウィーク」の開始日とした。「スピリットウィーク」とは、カナダやアメリカで学校の結束力を高め、学校の雰囲気を盛り上げるために、毎日テーマを変えてイベントが開催される1週間のことで、毎日テーマに沿った洋服を学校に着ていくことで知られている。その日は「スカンク・セレブレーション・デー(Skunk Celebration Day)」というテーマになり、児童らはスカンクに敬意を表し、スカンクの色である黒と白の服を身につけていた。

カウチ校長は「1週間の私たちの生活を一変させたこのスカンクに敬意を表して、スカンクのお祝いの日を設けようと決めました。スカンクは小さいけれどパワフルな動物です」と述べている。

また騒動の発端となったスカンクには、“サルディニア(Sardinia)”という名前がつけられた。これは捕獲するために餌として使われたイワシ(sardine)にちなんだものだという。

現在、同校のマスコットキャラクターはサーベルタイガーだが、カウチ校長によると「スティーブンソン・スカンクス(Stevenson Skunks)」はいい響きなので、マスコットが変更される可能性もあるとのことだ。

今回のニュースには、人々から「かわいすぎる、でもいたずら好きな感じ」、「悪臭のためだけに学校を閉鎖するなんてやりすぎなのでは? 窓を開けて、扇風機を数台回せば大丈夫でしょう」といった声があがっている。

画像は『CTV News Winnipeg 2023年3月22日付「Winnipeg school pays homage to skunk that forced relocation」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

学校を盛り上げるためのイベント開始日を「スカンク・セレブレーション・デー」とし、校内の展示スペースに児童たちが描いたスカンクの絵が飾られた(画像は『CTV News Winnipeg 2023年3月22日付「Winnipeg school pays homage to skunk that forced relocation」』のスクリーンショット)

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