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writer : hanako

【海外発!Breaking News】婚約者を亡くした女性、彼の遺体から精子を採取し体外受精へ(米)

「ディランはずっと父親になることを夢見て、自分にとってのソウルメイトはケイシーだと信じていたんです。2人の愛は切っても切れないものでした。ケイシーが息子の遺志を受け継ぐことはとても素晴らしいことです。2人はお互いに心の底から愛し合っていたのですから」と語った。

不妊治療学会誌「Journal of Fertility and Sterility」によると、精子採取は死後24時間から36時間以内に行わなければ妊娠の成功率が下がるというデータがあるそうだ。ちなみにこの処置が初めて行われたのは1980年のことだが、倫理的および法的な問題が考慮されるため現在も一般的ではないという。

採取した精子は不妊治療クリニックで凍結保存されるそうで、ケイシーさんは現在、体外受精に必要な費用を募るためクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを設置している。そしてディランさんを失った悲しみを乗り越えるため専門家によるサポートを受けながら、精神的にも身体的にも妊娠の準備が整うまで待つつもりだとしてこのように述べた。

「子供を授かったら私ひとりで育てていくつもりです。チャンスは何度もあると思いますが、今すぐ体外受精を行うとなるとストレスが大きすぎてうまくいかないと思うんです。そんな結果は誰も望んでいません。それに子供を授かるためにこの先ずっとディランと協力し続けることもできないので、しっかりと考えながら進めなくてはなりません。生まれてきた子がディランに似ていたら、これ以上ないほど嬉しいでしょう。私は以前から子供は彼に似てほしいと話していましたから。でも彼はきっと『いや、とても美しい君に似てほしい』と言うでしょうけどね。」

画像は『Good Morning America 2023年3月7日付「Fiancée of slain reporter speaks out on decision to have his child via IVF」(Courtesy of Casey Fite)(Jonathan Galed/AP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

左からケイシーさん、ディランさん、ベスさん(画像は『Good Morning America 2023年3月7日付「Fiancée of slain reporter speaks out on decision to have his child via IVF」(Jonathan Galed/AP)』のスクリーンショット)

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