犬を心配するツアー客は「海から出るんだ!」と犬に向かって叫ぶものの、固唾を呑んでその行方を見守るしかなかったようだ。しかし幸いなことに犬はサメのもとを離れて、海岸線の岩場を登りその場から陸地へと去っていった。ほっとしたツアー客からは「よし、いい子だ!」と喜びの歓声が上がっていた。
犬はこの界隈のプライベート・アイランドの管理者が飼っており、観光船のスタッフらはこの犬を“ルーファス(Rufus)”と勝手に名前をつけて呼んでいるという。メディアのインタビューに応じた「Exuma Water Sports」のレベッカ・ライトボーンさん(Rebecca Lightbourn)によると、ルーファスはとても人懐っこく観光船やボートが通ると、水際を走って追いかけて来るそうだ。そして彼女はルーファスについてこのように語った。
「ルーファスはいつも挨拶をするためにボートを追いかけてくるんです。今ではそれは私たちのボートツアーの一部となっていて、みんなでルーファスに手を振って挨拶するんですよ。」
その数日後、観光船の乗組員たちはサメと対決したルーファスと再会したが、怪我などしている様子もなくいつも通り元気な姿を見せてくれたという。レベッカさんは「ルーファスは全く怪我もなく元気です」と述べている。
画像は『New York Post 2023年2月18日付「Dog and shark battle it out in Bahamian waters, while tourists look on」(Exuma Water Sports)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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