イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】カイリー・ジェンナー、ライオンの頭をつけたドレスに非難殺到「野生動物の狩猟を助長している」

これらの動物の頭部は本物ではなくレプリカだという。ブランドの公式Instagramは同日、動物の頭部を制作する動画を公開し「制作にあたって、動物への虐待行為は一切ありません」とメッセージを添えた。

同ブランドによると、今回のコレクションはイタリアの詩人ダンテの叙事詩『神曲』の第一部「インフェルノ(地獄篇)」から着想を得たものでこのように説明している。

「スキャパレリのインフェルノ・クチュールのために刺繍された動物達。ダンテの象徴的な寓話に登場する欲望とプライドと強欲を表す、ヒョウとライオンと雌オオカミ。フォームや樹脂、ウールやシルクのフェイクファーなどを使用した手作業による彫像で、できる限り本物らしく見えるようにハンドペイントしています。」

「スキャパレリ」が公開したオオカミの頭部のレプリカ(画像は『Schiaparelli 2023年1月23日付Instagram「Embroidered animals for @schiaparelli’s Inferno Couture.」』のスクリーンショット)

しかしSNSではこの衣装について、娯楽として野生動物の狩猟を楽しみ、はく製などの記念品(トロフィー)を目的とする“トロフィーハンティング”を助長しているといった非難の声が殺到してしまった。同ブランドのInstagramの投稿には、次のようなコメントが残されている。

「動物は、生きている姿が感動的なのよ。フェイクであろうがなかろうが、トロフィーハンティングがいまだ問題になっている時代に、このようなメッセージを送るのは間違っている。残念だけどノーよ。」

「このコンセプトは極めて不快だ。本物か贋物かにかかわらず、トロフィーハンティングを推奨している。これらを作るために、生き物を傷つけて生産された羊毛やシルクを使用しているんだよ。嫌悪感を与え、暴力的で非進歩的だ。」

大きなライオンの頭部は「スキャパレリ」によるレプリカ(画像は『Kylie 2023年1月23日付Instagram「BEAUTY AND THE BEAST.」』のスクリーンショット)

こういった批判が高まる中、動物愛護団体「PETA」のイングリッド・ニューカーク会長が米メディア『TMZ』の取材に応じ、カイリーが着た衣装についてこのように称賛している。

「ライオンの美しさを称え、人間のエゴイズムを満たすためにライオンの家族を引き裂く、トロフィーハンティングに反対する表明なのかもしれません。」

そして「驚くほどに斬新で立体的な動物の頭部は、『意志あるところに道は開ける』ということを表現しているのです」と加えた。

画像2~6枚目は『Kylie 2023年1月23日付Instagram「BEAUTY AND THE BEAST.」』『Schiaparelli 2023年1月23日付Instagram「Embroidered animals for @schiaparelli’s Inferno Couture.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

イリーナ・シェイクもライオンの頭部をつけてキャットウォークを闊歩(画像は『Schiaparelli 2023年1月23日付Instagram「Embroidered animals for @schiaparelli’s Inferno Couture.」』のスクリーンショット)

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