海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】娘を傷つけたカニを「復讐のため」生きたまま食べた父親が寄生虫に感染(中国)

少なくとも3種類の寄生虫に感染していることが判明した。ルーさんが治療を受けた病院のツァオ・チエン医師は地元テレビ局のインタビューに応じ、なぜルーさんが生でカニを食してしまったのかを次のように明かした。

「私たちは何度も『何か変わった物を食べていないか?』と聞いたのですが、彼は『食べていない』と答えるだけでした。しかし彼の妻が生のカニを食したと話した後、彼はそれを認めたんです。それで『なぜ生きたまま食べたのか?』と聞いたところ、『小川のほとりで娘が小さなカニに挟まれてしまい、それで腹が立って復讐するために食べたんです』と話してました。」

どうやらルーさんは、娘を傷つけたカニに腹を立てて生きたまま口に放り込んでしまったようだ。ところが復讐のつもりで食べたカニによって、自分の身を危うくする事態を引き起こしてしまった。その後、幸いにも治療の甲斐あってルーさんは回復したものの、退院後はしばらく経過観察のために通院が必要とのことだ。

中国では通常カニは調理した後に食すようだが、『South China Morning Post』によると上海、浙江省、江蘇省では「酔っ払いカニ」と呼ばれる酒と調味料に何時間も漬け込んだ生のカニを食べる風習があるという。しかしながらアルコールが寄生虫や細菌を完全に殺滅するとは言い切れないため、100パーセント安全とは言えないそうだ。

そのことを裏付けるように、2020年には骨を丈夫にする民間療法だと信じた女性が、生きたカニ30杯を叩いて細かくして紹興酒に漬けたものを生で食べて少なくとも6種類の寄生虫に感染していた。彼女は肺に水が溜まって6か月間、呼吸困難に陥ったという。

画像は『NDTV.com 2022年10月28日付「Man In China Eats Live Crab As “Revenge” After It Pinched His Daughter: Report」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

1 2