海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】事件現場の規制テープの前で“悩む”配達ロボット 周囲が協力してなんとか通行(米)<動画あり>

カメラマンが道を譲ると「やっと進める」とばかりに前進し始めた。しかし規制テープはコニーの頭上に張られており、コニーの本体から伸びた黄色い旗がぶつかりそうになってしまう。するともう1人のカメラマンがすぐに規制テープを持ち上げ、コニーは規制テープに引っ掛かることなく進むことができた。

そして横断歩道を渡り終えたコニーは反対側の歩道へとたどり着いたが、そこには多くの警察官がいたため再び一時停止した。しかし配達に間に合わないと思ったのかすぐに前進しており、両サイドにいた警察官たちに見守られながらコニーは配達先へと向かった。

コニーは2021年に配車サービスなどを提供する会社「Uber」から独立した「Serve Robotics」社のロボットで、同社の広報担当アドゥーケ・セルウェルさん(Aduke Thelwell)はコニーの今回の動きについて「規制テープなどがあった場合にはルートを変更する仕様になっています。しかしロボットの監視担当者はそこにいた人達が手招きをしていると思ったようです」と述べており、今回の配達ロボットは完全な自動運転の状態ではなかったことを明かした。さらにアドゥーケさんは「配達ロボットはほとんどの状況において自動運転が可能ですが、安全性を考慮して監視者が付くようになっています。今回のケースは進路が妨害されていた際のナビゲーションを誤ったヒューマンエラーです」とロボットのミスではないと強調した。

カメラマンに遭遇し、進行方向を決めかねているコニー(画像は『Film The Police LA 2022年9月13日付Twitter「A food delivery robot forces it’s way across a police crime scene.」』のスクリーンショット)

今回の動画はネット上で広く拡散されており、ユーザーからは「どんなことがあろうと配達は続くんだ」「ロボットは血だらけでピザを届けるのかな」「よく見ると信号無視もしているね」「普通のデリバリーもこのくらいの強い気持ちで届けて欲しい」「最短ルートだったんだろうな」などといった声があがった。

人の手を借りて規制テープ内を通過したコニー(画像は『Film The Police LA 2022年9月13日付Twitter「A food delivery robot forces it’s way across a police crime scene.」』のスクリーンショット)

なお今年7月には、チェスの大会中に7歳少年が対戦相手のAIロボットに指を骨折させられるという衝撃の事故が話題を呼んでいた。

画像は『TODAY 2022年9月14日付「Food delivery robot rolls through crime scene in viral video」(NBC News)』『Film The Police LA 2022年9月13日付Twitter「A food delivery robot forces it’s way across a police crime scene.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

現場にいた警察官らはコニーをただ見守っていた(画像は『Film The Police LA 2022年9月13日付Twitter「A food delivery robot forces it’s way across a police crime scene.」』のスクリーンショット)

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