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writer : ac

【海外発!Breaking News】就寝中クモに噛まれた10歳女児 脚が一時麻痺し、顔に穴が!(英)

階段から下りてくる途中で倒れてしまった。

レイチェルさんは「娘に抗生物質を飲ませようと、1階に下りてくるように言ったのです。でも娘は『気分が良くない』と言うので、そばに行って体に触れると、まるで沸騰しているかのように熱かったのです。そうして熱を測ると40度もありました」と語り、このように続けた。

「それだけではありません。娘が『両脚が動かない。折れてしまった』と言うので、私が立たせようとするとそのまま崩れ落ちてしまったのです。私は『もしかしたら敗血症に罹り、体が麻痺してしまったのでは』とパニックになり、とにかく病院へと急ぎました。」

こうして診察した皮膚科医を含む複数の医師は、フィービー=リーちゃんが就寝中、イギリスで最も有毒な「帰化クモ(Steatoda nobilis)」に噛まれたと結論付けた。『CABI.org』によると、このクモはニセゴケグモ(false widow spider)とも呼ばれ、通常は攻撃的ではないものの、噛まれると腫れ、痛み、酷くなると炎症を起こし壊疽などの合併症を起こすという。また温かい場所を好むため、気温が下がると室内での被害が増えるそうだ。

実はレイチェルさん、この“クモ”に思い当たる節があるそうで、このように説明した。

「実は娘の顔に黒いできものが現れた2日後、家の中で奇妙なクモを見たのです。それは見たことがない、ピンクっぽいオレンジ色をしたクモで、異様なお尻の形をしていました。ただしばらくすると、窓から出て行ったのです。」

最初は小さかった上唇の上のできもの(画像は『New York Post 2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)

なおフィービー=リーちゃんはこの一件以来、ベッドに入ると毎晩パニックを起こすそうで、レイチェルさんは寝る前にブラインドを上げたり、窓やカーテンの隙間を確認、また普段から全ての部屋をまめにチェックしているようだ。

だんだん大きく、色が濃くなったできもの(画像は『New York Post 2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)

ちなみにフィービー=リーちゃんが完全に回復するまでには6週間を要しており、レイチェルさんは「クモに噛まれた場所には小さな穴が開いたままなのです」と肩を落とし、最後にこんなアドバイスをしている。

顔に小さな穴が残ってしまった(画像は『New York Post 2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)

「もし黒いできものを見つけたら、すぐに医師の診察を受け、抗生物質を処方してもらうべきです。また家の中でクモを見たら、危険を冒さず、どんなクモであってもすぐに追い出すことをお勧めします!」

画像は『New York Post 2022年9月22日付「My daughter woke up with a wart, now she has a hole in her face」(Kennedy News and Media)』『Natural History Museum 「False widow spiders」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

帰化クモのオス(左)とメス(右)(画像は『Natural History Museum 「False widow spiders」』のスクリーンショット)

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