イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】ビヨンセ、軽蔑的だと非難された歌詞を「変更する」と発表

障がい者支援者で作家のハンナ・ディヴィニーさん(Hannah Diviney)はSNSで強く非難した。

「私や障がい者団体、そして歌手のリゾの件で私達が努力して得た進歩に対して平手打ちを食わされた気分。音楽から能力主義的な中傷が消えるまで、業界全体に『もっと上手くやって』と訴え続けることになると思う。」

女性ラッパーのリゾ(Lizzo)は今年6月、新曲『Grrrls(ガールズ)』の歌詞で同じ言葉を使用したことで批判されていた。

当時リゾは「私は決して、軽蔑的な言葉を広めたいと思ったことはない」と述べ、その後歌詞を“Hold me back”と変更。この決断に対し「耳を傾け、行動を起こしたことを誇りに思う」と発言した。

ハンナさんは英紙『The Guardian』に寄稿し、「ビヨンセの音楽的・視覚的なストーリーテリングへの取り組み、そして黒人女性であることの物語、葛藤、ニュアンスに富む生きた経験に世界を注目させる力のどちらも比類がないものだ」と称賛したうえで、今回の歌詞についてこのように批判した。

「だからといって、彼女が健常者を優先する差別的な言葉を使ったのは許されることではない。この言葉はあまりにも頻繁に使われ、無視されている。誰からの言葉であろうと、どんな状況であろうと、私が決して無視できない言葉であることは確かだ。」

この他にもSNSでは「ビヨンセなんてクソくらえだ。軽蔑的な言葉を使って金儲けするんじゃなく、みんなのお手本になるべき。恥を知れ」といったコメントも見られた。

こういった批判を受け、ビヨンセのチームは8月1日に声明文を発表し「その言葉は、決して意図的に有害な意味で使われたものではありません。今後、別の言葉に置き換えるつもりです」と述べた。

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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