海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】アートギャラリーの天井に貼り付けたマクドナルドのピクルス アートとして83万円超で販売される(ニュージーランド)

「マックで同じことをして追い出されたことがある」「あなたがやると芸術だけど、私がやったら店を追い出されるな」「これは今年起きた馬鹿げた出来事の中でもトップ5に入る」「こんなのアートじゃなくてただの食べ物の無駄遣いだよ」などアートとして受け入れられないというコメントも寄せられている。

驚くべきことにこの作品は販売されており、価格はなんと1万ニュージーランドドル、日本円にして約83万円という高額な値段設定となっている。購入者にはこの作品の再現方法が伝えられると言い、1万ニュージーランドドルに加え作品に使われるピクルスを調達するためにマクドナルドのチーズバーガー代として4.44ニュージーランドドル(約366円)を支払うことになる。

主催団体の「Fine Arts, Sydney」でディレクターを務めるライアン・ムーアさん(Ryan Moore)は、「これをアートであると無理矢理考える必要はありません。どんなものでもアートになりえますが全てがそうとは限りませんし、それが重要なポイントなのです。アートであろうと人生の一部であろうと、意味や価値というものは私たち人間が作り上げるものなのです。」

「アートはアーティストが作ったり何かを行ったりしたものとして成立します。つまりその物や行動がアートとして考えられたり議論されたりするのです。これこそ私たちがやっていることで、素晴らしいものであると考えています」と明かした。

ムーアさんと共同ディレクターを務めるアンドリュー・トーマスさん(Andrew Thomas)は「この作品はマシューの作品に初めて出会った人に、凝縮された様々なアイディアを広い視野で考えることを可能にする重要な展示物です。この作品を見た多くの人が笑顔になり、その後には興味深い会話もありましたよ」とギャラリーで実際に作品を目にした人々の反応を明かした。

近づいてよく見てみるとケチャップのようなソースがついたままの状態であることが分かる(画像は『Michael Lett 「Hosting Fine Arts, Sydney」』のスクリーンショット)

なお過去にも、どこから見てもただのゴミ袋であるアート作品が700万円以上の値でオークションに出品され大きな注目を集めていた。

画像は『The Guardian 2022年7月26日付「Flung pickle token: artist asks $10,000 for McDonald’s burger ingredient」(Photograph: Courtesy of the Matthew Griffin and Fine Arts, Sydney.)』『Michael Lett 「Hosting Fine Arts, Sydney」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

一見するとただの染みのようにも見えるアート作品だ(画像は『Michael Lett 「Hosting Fine Arts, Sydney」』のスクリーンショット)

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