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writer : hanako

【海外発!Breaking News】裁判官も「非常に卑劣な犯罪」 親友に嘘をつき1900万円超を騙し取った女に2年4か月の懲役刑(英)

スーザンさんにはスティに手紙やカード、プレゼントを贈るように勧め、まだ数回しか会ったことのない彼に夢中になるよう仕向けていたそうだ。

その後、警察がアンナの詐欺容疑について捜査を開始したのは2020年のことで、スティ・ルーカスに連絡を取ろうとしたがそのような人物は見つからなかったという。

「アンナは自分がスティと連絡を取り合い、彼に治療費を渡しているとスーザンさんに嘘をついていました。またスーザンさんが彼に宛てた手紙やプレゼントの一部は、アンナ自らが保管していることが明らかになりました。アンナは支払いに期限を設けてスーザンさんにプレッシャーをかけ、『お金を払えばスティとの将来があるかもしれない』と働きかけたのです。結果としてスーザンさんは精神科の看護師の仕事を辞めなければならず、今は多額の借金を抱えているそうです。彼女は信用を失い、両親のもとに戻ることになりました。」

そんなアザートン検察官の証言に対し、アンナの弁護人であるトレバー・パリージョーンズ氏(Trevor Parry-Jones)はこのように主張した。

「アンナは自分のしたことを反省し恥じていますが、動機が何であるかを理解するのに保護観察官たちは今でも苦労しています。彼女とスーザンさんは互いに親友だと思っていたにもかかわらず、このような事件が起きるとは異様なことです。アンナには障害があり、介護が必要な15歳の子供と1歳の幼い子供がいます。彼女には家族に対する介護責任があります。それを考慮して執行猶予付きの判決が下されることを望みます。」

ルイーズ・ブランドン裁判官(Louise Brandon)はアンナに懲役2年4か月の実刑判決を命じ、その理由について次のように述べた。

「犯罪の重大性からアンナ被告に相応しいのは実刑判決だけです。これは貪欲かつ狡猾に人を操るという非常に卑劣で不快な犯罪です。あなたはスーザンさんに1ペニーも返済することなく友情を破壊しました。これらの罪を犯す前に、アンナ被告が自分の家族への影響を考慮しなかったことは大変遺憾であります。」

画像は『The Mirror 2022年4月14日付「‘Manipulative’ mum cons her lovestruck best friend and bridesmaid out of £117,000」(Image: Lynda Roughley)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

懲役2年4か月の実刑判決が下ったアンナ(画像は『The Mirror 2022年4月14日付「‘Manipulative’ mum cons her lovestruck best friend and bridesmaid out of £117,000」(Image: Lynda Roughley)』のスクリーンショット)

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