エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】『R-1』優勝はお見送り芸人しんいち 恩人の先輩サンドウィッチマンに感謝「2人がいなかったら今はなかった」

しんいちは「僕一人では本当に獲れなかった」と振り返る。グレープカンパニーに所属するしんいちだが、その芸名は同じ事務所所属の先輩「サンドウィッチマン」の伊達みきおが名付けたもの。ギターを持って歌うというスタイルは富澤たけしが勧めたという。髪の色も衣装も別の人からアドバイスされたもので「ネタは僕が考えたんですけど、他は全部いろんな方のおかげ」とのこと。「あなた達がいなかったら今がないと心から思っている」という恩人サンドウィッチマンには「ありがとうございます」と伝えたいといい、「お二人には小遣いいっぱいもらいました。『後輩にいろいろ払えるようになれよ』と言われたので、頑張ってなります」と今度は自分が後輩の面倒を見ることで恩返しするようだ。

記者会見で笑顔のお見送り芸人しんいち(C)カンテレ

同じくラストイヤーとなり、前回は準優勝、今回は「ラストイヤー組には負けたくない」と意気込んでいたZAZYは前回のフリップ外しの失敗を二度としないようにか、今年はフリップを使わずにパソコンとモニターを使ったデジタル紙芝居で勝負。しかし1票届かず今年も準優勝となり、床にしゃがみこんで悔しさをにじませていた。

フリップではなくパソコンとモニターを導入したZAZY(C)カンテレ

『R-1グランプリ2022』には昨年を上回る3199名がエントリー。昨年末から行われた予選を勝ち抜いたkento fukaya、お見送り芸人しんいち、吉住、サツマカワRPG、ZAZY、寺田寛明、金の国・渡部おにぎり(ネタ発表順)に加えて、前日5日に行われた敗者復活戦で勝ち上がったYes!アキト(ネタ発表は3番目)を交えた8名で優勝を目指し熱い戦いを繰り広げた。芸歴10年以内の出場ルールにより、kento fukaya、お見送り芸人しんいち、ZAZYは今年がラストイヤーとなった。

2月13日開催の決勝進出者発表会見でやる気満々の7名(C)カンテレ

ファーストステージで点数が高かった2名がファイナルステージへと進出。トップは464点のZAZYでファイナルステージへの進出を決めたが、2位の463点にはお見送り芸人しんいち、吉住、金の国・渡部おにぎりと1点差で3名が並ぶという激戦に。急遽審査員がフリップにファイナルステージに進む芸人の名前を書いた結果、しんいちが3票、吉住が2票を集め、しんいちがファイナルステージへの切符をもぎ取り、その勢いで最終決戦に臨んだ。「最初で最後のピン芸人の(決勝)大会なので、点数は負けても一番楽しもう」と心がけていたという。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

優勝の瞬間、しゃがみ込むZAZYとお見送り芸人しんいち(C)カンテレ

賞金500万円は家族で分配?(C)カンテレ

記者会見で回答するお見送り芸人しんいち(C)カンテレ

敗者復活枠を勝ち取ったYes!アキト(C)カンテレ

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