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writer : hanako

【海外発!Breaking News】稀な疾患で昏睡状態に陥った4歳女児 「新生児のように何もできなくなってしまった」と母親(スコットランド)

脳や脊髄などの神経を傷つけてしまうことで発症すると考えられており、重い後遺症を残したり、死亡率も高いと言われている。日本では人口10万人当たり0.8人という罹患率とのことだ。父親のマーク・フォーサイスさん(Mark Forsyth)はその原因についてこう語った。

「医師からはレクシーの体がウイルスと闘っているうちに、誤って脳を攻撃してしまったのだろうと説明を受けました。娘の口の中に存在していた珍しいウイルスが原因だと考えられていますが、はっきりとしたことは謎のままだそうです。」

その後、117日間の入院生活と数か月に及ぶ治療を受けたレクシーちゃん。医師からは「この先も完全に回復するかどうか分からない」と告げられていたにもかかわらず、集中的な言語療法と理学療法を受けた結果、かつての元気な姿を取り戻しつつあるという。

マークさんはその様子を次のように明かした。

「自分で体を支えられるようになるまで歩行器を使って歩く練習をしたり、治療用プールで泳いだりして体幹を鍛えていました。レクシーはいつも笑顔で、その笑顔のおかげで私たちもこの試練を乗り越えることができたのかもしれません。昨年12月にはひとりで歩けるようにもなりました。現在も週1回は理学療法を受けていて、まだ長距離を歩くことはできないので車椅子を使っていますが、保育園にも戻り、弟のダニエル(Daniel、2)と一緒にいたずらをするようになりました。」

そんなレクシーちゃんは、今月行われた「​​ハイランド・ヒーローズ2022」の授賞式で「ブレイブ・チャイルド・オブ・ザ・イヤー(今年最も勇敢な子供)」の栄冠に輝いた。それはハイランド地方で地域社会や医療、教育などに大きな貢献をしている人たちを表彰する制度だという。

父親のマークさんとレクシーちゃん(画像は『The Mirror 2022年3月28日付「Toddler turned into ‘newborn baby again’ as illness causes her brain to swell」(Image: Michael Traill)』のスクリーンショット)

エミリアさんは多くの試練を乗り越えてきたレクシーちゃんを称えており、このように述べている。

「レクシーは本当によく頑張ってきました。昏睡状態になった時、私は娘を失うのではないかと心配で、本当に怖かったです。あまりに突然の出来事で何が起きているか分からなかったし、苦しんでいる娘の姿を見ていると気がおかしくなりそうでした。病気で何もできなくなってしまったレクシーは、歩くことや座ることもできず、おむつをはいていました。でも決して諦めず、元気な姿を取り戻すために挑戦し続けたのです。そんな娘に私は『あなたは強いからきっと大丈夫』と言い続けてきました。まだ完全ではありませんが、ここまで回復してくれてとても嬉しいし本当に良かったです。」

画像は『The Mirror 2022年3月28日付「Toddler turned into ‘newborn baby again’ as illness causes her brain to swell」(Image: Michael Traill)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

歩行器を使って歩く練習をするレクシーちゃん(画像は『The Mirror 2022年3月28日付「Toddler turned into ‘newborn baby again’ as illness causes her brain to swell」(Image: Michael Traill)』のスクリーンショット)

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