海外発!Breaking News

writer : hanako

【海外発!Breaking News】妊娠22週で誕生した双子 「生存の可能性はほぼゼロ」と告げられるもまもなく生後4か月に(英)

日本では幸帽児と呼ばれ、文字通り“幸”せの“帽”子を被って生まれた胎“児”として幸運の象徴と考えられている。

治療開始から2時間後、ジェイドさんは奇跡的に助けられた我が子たちに会うことができたそうだ。過去には子宮外妊娠や3回の流産も経験しているジェイドさんは、NICUなどの設備が充実している同病院を選択したことが幸運だったとして次のように語った。

「私たち夫婦は14年間一緒に過ごしてきましたが、そのうち11年は体外受精に費やしました。私は免疫系のトラブルを抱えていて、自分の体の中にいる胎児に拒絶反応を起こすことが分かったんです。それでロンドンの病院に通って様々な薬を処方してもらいました。8回目の体外受精で2つの胚を移植したところ、どちらも着床し男女の双子を授かることができました。本当に信じられませんでした。」

「でもまた流産したり、何か問題が起こるのではないかと怖くて…だから妊娠中は何もしなかったし、設備が充実していて高いレベルの医療が受けられるクイーンズメディカル病院を選びました。ここは教育病院にも指定されているので、妊娠23週以降に誕生した赤ちゃんには医療的介入を行うのです。私は22週5日での出産になりましたが、助けてもらえたことに感謝しています。」

誕生から10週目の双子(画像は『The Mirror 2022年2月12日付「EXCLUSIVE: Tiny twins born the size of a Mars Bar with ZERO chance of survival thriving 111 days on」』のスクリーンショット)

奇跡的に救命されたハーレーちゃんとハリー君だが、生後1週間で壊死性腸炎と診断されて生死を彷徨ったこともあった。また慢性肺疾患や敗血症などの問題も抱えており、これまであわせて6回の手術を受けてきた。

数々の困難を乗り越えた2人は現在、医師たちを驚かせるほどの成長を遂げ、体重もそれぞれ約2.4キロまで増えたという。

ジェイドさんは、本来の出産予定日だった2月24日頃に双子を家に連れて帰ることを願いつつ、こう明かしている。

「私たち夫婦はハーレーとハリーを誇りに思っています。泣いたり、生き延びようと頑張っていたり…本当にすごいです。できないだろうと言われていたことを全てやっているのですから。まだ出産予定日にもなってないのに、こんなにたくさんのことが起こっているなんて本当に不思議です。医師たちも驚いているし、今は本当に応援してくれています。」

画像は『The Mirror 2022年2月12日付「EXCLUSIVE: Tiny twins born the size of a Mars Bar with ZERO chance of survival thriving 111 days on」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

体重約500グラムで誕生したハーレーちゃん(画像は『The Mirror 2022年2月12日付「EXCLUSIVE: Tiny twins born the size of a Mars Bar with ZERO chance of survival thriving 111 days on」』のスクリーンショット)

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