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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】「ただのほくろじゃない」 医学生が見知らぬ男性のがんを発見し命を救う(米)<動画あり>

ほくろだと思っていたその黒い点はメラノーマだと判明した。

メラノーマは悪性黒色腫と呼ばれ、非常に悪性な皮膚がんの一種だ。ブライアンさんは幸いにもステージ2の段階で発見することができ、皮膚の内部まで進行していなかったため除去手術を受けて治療を行うことができた。

担当医は「そのまま4~5年放置していたら危なかった」と明かしており、ナディアさんは文字通りブライアンさんの命を救ったのだった。

携帯に文字を打ってプラスチックの板越しに伝えたナディアさん(画像は『TODAY 2022年1月4日付「Pre-med student spots cancerous mole on hockey staffer at game. It was a dangerous melanoma」(Ted S. Warren / AP)』のスクリーンショット)

「本当にがんだと分かった時は、当時のナディアさんの行動に対してあまり時間が割けなかったので申し訳ない気持ちになりました」とブライアンさんは明かしている。そして「人生を変えてくれた女性に感謝を伝えたいが、どこのどんな人か分からないのです」と綴ったメッセージをバンクーバー・カナックスの公式Twitterに投稿して命の恩人を探し始めた。

現地時間の今月1日にバンクーバー・カナックスは再びシアトル・クラーケンと対戦するためシアトルを訪れる予定があったことから、多くの人にこのメッセージを目にしてもらえるようこの日に投稿したという。

命を救ってくれたナディアさんを探したブライアンさん(画像は『Vancouver #Canucks 2022年1月2日付Twitter「#HockeyTwitter, we need your help!」』のスクリーンショット)

すると投稿から3時間も経たないうちにナディアさんの母親から連絡を受け、ナディアさんは返信した。それからブライアンさんはFaceTimeを使ってナディアさんとオンラインで対面し、感謝を伝えることができた。

ナディアさんはこの日の夜に行われる試合も観戦する予定だったそうで、ブライアンさんと対面する約束を交わした。そして命の恩人と再会できたブライアンさんは、ナディアさんと熱い抱擁を交わして感謝の意を伝えた。

また試合をいつも通り楽しんでいたナディアさんには、大きなサプライズが用意されていた。試合会場にて、バンクーバー・カナックスとその出来事を知ったシアトル・クラーケンの両チームからナディアさんに奨学金として1万ドル(約115万円)を贈る旨がアナウンスされたのだ。当時、観客席にいたナディアさんの姿をカメラが捉えており、予想外のサプライズに感激する様子が映されていた。

ナディアさんは「ブライアンさんと私の家族はとても親しくなりました。パンデミックの会食制限がなくなったら、一緒にディナーに出かける予定を立てています。他人だったブライアンさんと、たった一日で家族のようになったなんて驚きですよね」とコメントしている。

画像は『TODAY 2022年1月4日付「Pre-med student spots cancerous mole on hockey staffer at game. It was a dangerous melanoma」(Ted S. Warren / AP)』『Vancouver #Canucks 2022年1月2日付Twitter「#HockeyTwitter, we need your help!」、2022年1月2日付Twitter「The internet community helped us find Brian’s hero,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

無事に再会したナディアさんとブライアンさん(画像は『Vancouver #Canucks 2022年1月2日付Twitter「The internet community helped us find Brian’s hero,」』のスクリーンショット)

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