塙も「第二のおぼん・こぼんです、我々は」と続けて、土屋も「第二のおぼん・こぼんはこれをきっかけにナイツかもしれない」と不仲や仲直りが注目されているおぼん・こぼんに続く可能性を示唆。ひとり監督は「イベントだから前向きにお願いしますよ」と頼み込んでいた。

塙宣之はこれについて、12月4日放送の自身のラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』（TBSラジオ）でも触れていた。前日に同作を観て「めちゃくちゃ良かった」「柳楽さんヤバかった。（ビートたけしが）憑依してたね」と感心していたが、「すごいショックだったのは、これだけ漫才協会に入って浅草を盛り上げてきて、まず出れなかったという悔しさはあるんだけど、せめて“ナイツ”という文字ぐらい出してほしかった。最後バンと土屋伸之（だけ）」と愚痴をこぼす。土屋以外ではコンビ名が表示されていたそうで、「“ナイツ”出てなかったか…」と土屋も初耳だったようだ。さらに「『一課長』だって浅草関係ないのに、“ナイツ”出している。あれこそ“塙宣之”だけでいいのに。散々な仕打ちだよ」と塙が出演したテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長』と比較した。

さらには「なんで司会やらなきゃいけないんだよ、やりたくねぇよ、そんな司会。せめて文字でさ…（“ナイツ”と出してくれていれば）」とまだ諦められない塙は、同作を観た後に「バカヤロー」の言葉がうつったそうで「なんで“ナイツ”出してないんだ、バカヤロー」「なんで変な司会をやらなきゃいけないんだ、バカヤロー」と言い放っていたという。

土屋はこの件で「“ナイツ”って入ってないとしたら、マジで最後まで俺と気づかない人がいるかもしれないね」と別の心配が出てきたようだ。キヨシ役の土屋はメガネをかけていないが、これまでメガネがないと土屋だと気づかれなかった例が多々発生しているのだ。塙も「俺はその心配もあるよ。新しい役者だと思う人がいるんじゃないですか」と気にしていた。

塙は『警視庁・捜査一課長』の他に、フジテレビ月9ドラマ『監察医 朝顔』にも出演したことがある。しかし本人は自身を棒演技と評していて“棒”に絡めて「劇団スティック」を立ち上げたほど。エンドロールでコンビ名が表示されていなかった件はともかく、憑依するほどの熱演を見せた柳楽優弥の共演者としてオファーが無かったのはいくら浅草が舞台でも仕方ないかもしれない。

（TechinsightJapan編集部　関原りあん）