
ジェイミーさんはスタッフから渡された結束バンドで応急処置をして家に帰ったそうだ。そして車の修理には1500ポンド(約22万円)かかったという。
後日サファリパークに苦情を申し立てたジェイミーさんはこう明かしている。
「パークに対して苦情を出しましたが、『子供を守ろうとした母親ですからね』と言われただけでした。少なくともチケットの払い戻しか、無料の年間パスを期待していたんですけどね。ジャクソンはあの出来事がトラウマになってしまい、いまだに悪夢にうなされています。今回のようなことがまた起こる可能性はあるし、命に関わることだってあると思います。」
これを受けウェスト・ミッドランズ・サファリパークの広報担当は次のように述べている。
「サファリのドライブスルー体験の一環として、多くの動物たちが車の間を自由に歩き回れるようになっています。そのなかにはシロサイの群れも含まれています。お客様の安全のため、開園時間中は動物と車の動きを監視し、飼育員が常に近くをパトロールしています。」
「今回の事故では、訓練を受けた飼育員チームがサイをお客様の車両から遠ざけようとしましたが、残念ながらサイが車両に接触するのを防ぐことはできませんでした。しかしチームは事件に巻き込まれたお客様を安全に保護区外へ案内し、現場での負傷者は報告されませんでした。」
なおこのニュースに関して世間からは、このような意見があがっている。
「これは自己責任だよ。野生の動物(の行動)は予測不可能なことがある。不幸な出来事だけれど、誰の責任でもない。強いて言うなら、ホルモン分泌量の多い野生の母サイとその赤ちゃんの間に入ったドライバーの責任さ」
「(サファリパークは)野生動物がいる場所。自分の責任で入るべきだよ。ここには私も何度か行ったことがあるけど、いつも猿に車のアンテナ、ワイパー、ウォッシャーノズルを外されてしまうよ。」
「サイの親子の間に入ったドライバーが修理代を要求するべきではない」
画像は『Birmingham Live 2021年11月29日付「Dad and son, 5, shaken after car ruined by rampaging mother rhino at safari park」(Image: Jamie Wood / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)