海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】留守中に火災が起きた民家からペットを救出した男性 名前も告げずに立ち去った“謙虚なヒーロー”に称賛の声(米)<動画あり>

ポールさんは「あなたの家の屋根から煙が出ているが見えますか?」と尋ねた。その言葉を聞いたコートニーさんはパニックになってしまったという。

「真っ先に家で留守番していたペットたちを救出してほしいと思いました」と話すコートニーさんは、赤の他人であるポールさんに家を開けるための暗証番号を伝え、「家の中にいるダックスフント2匹と猫、ウサギを助けてほしい」とお願いした。

映像を見ると、ドアベル越しにコートニーさんの声を聞いているポールさんの後ろでは奥の道路が見えにくくなるほど白い煙が立ち込めている。家の中にも煙が充満していて危険な状態であったことは明らかだ。

それでもポールさんはペットの安否を心配するコートニーさんのために、暗証番号でドアを開けると躊躇することなく家の中へ入っていった。「家の中の煙はそれほどひどくありませんでした」と明かしていたが、しばらくすると画面右上から黒い煙が上がり状況が悪化し始めたことがうかがえる。

ポールさんは最初に1匹目のダックスフントを救出して通りがかった人に手渡すと、再び家の中に戻って猫とウサギを救出した。「最後のダックスフントを探していた時にガレージをのぞいてみると、ものすごい煙が出てきました」と明かすポールさんは、最終的に全てのペットを避難させることができた。

その後、到着した消防隊により火は消し止められた。コートニーさんはのちに「あと10分遅ければ家は全焼していたと言われました」と明かしており、もしポールさんが助けに入らなかったらペットも含めて全てを失ってしまっていたという。また家全体に煙が充満してしまったものの、被害はガレージが燃えただけで済んだ。

コートニーさんたちはすぐに帰宅してペットの無事を喜んだそうだが、感謝の気持ちを伝える前にポールさんは名前も告げずに去ってしまったという。その後、警察によりポールさんの身元が特定され、“謙虚なヒーロー”として地元メディアが大きく取り上げた。

コートニーさんは「ポールさんにハグをして、ランチやディナーに連れて行きたいです。とにかく私たちがどれほど感謝しているのかを彼に伝えたい。子どもたちや夫も、家だけでなくペットたちまで失ってしまったら、ひどく悲しみに包まれていたと思います」と最大限の感謝の意を表している。

夫のトニーさんも「動物を救うためだけに燃えている家に入るなんて、特別な人にしかできないことですよ」とポールさんの勇敢な行動を絶賛した。

画像は『New York Post 2021年11月17日付「Ring camera catches jogger rescuing pets from California house fire」(Inside Edition)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

ポールさんに救出された2匹のダックスフント(画像は『New York Post 2021年11月17日付「Ring camera catches jogger rescuing pets from California house fire」(Inside Edition)』のスクリーンショット)

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