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writer : hanako

【海外発!Breaking News】電動スクーターの事故で足を失いかけた女性「私の人生はがらりと変わってしまった」(英)

実家で過ごすことを余儀なくされたと話すエレノアさんはこう明かしている。

「2020年8月以降、脚の手術を8回と口腔外科手術も受けました。脚が変形したり骨がうまく結合しなかったこともあって、何度も手術を受けたけど二度と元には戻りません。それに何か月も家から出ることができなかったので本当に孤独でした。それまで平凡だった私の人生はあの事故をきっかけにがらりと変わってしまったんです。多くの人、特に若い人たちは『E-Scooter』や『E-Moped』などの電動スクーターは楽しいものだと思っています。でも他の乗り物と同じように怪我につながる可能性があるのです。」

事故に関する調査は現在も継続中で、エレノアさんは専門家によるリハビリを受けるためにアーウィン・ミッチェル法律事務所(Irwin Mitchell)のジェイン・マーフィー弁護士(Jayne Murphy)に調査を依頼したという。

傷害事故対応を専門とする弁護士のマーフィー氏は、この事故について次のように述べている。

「エレノアさんは大きな怪我をしましたが、幸いにも脚を失わずに済みました。しかしこの1年半ほどの間、彼女が自分の身に起きたことを受け入れるのは非常に困難なことでした。今は回復に向けて前進しているものの、まだ多くの課題に直面しています。私たちは現在、彼女の回復を支援するため事故の状況について調査中です。現在、ニューカッスルを含むイギリス各地でたくさんの電動スクーターが走っていますが、公道での走行を許可されているのは特定の地域のみです。それには認可された電動スクーターをレンタルする必要があり、個人所有のものは私有地でしか乗ることができません。」

「しかし海外ではルールが異なります。レンタルの電動スクーターは、ある程度の保険に加入しているものがほとんどです。しかしその補償額は様々なのでレンタルする前に確認することが重要です。国内でも海外でも電動スクーターをレンタルする場合は保険のレベルを検討するだけでなく、常に注意を払い、適切な保護具を着用することが重要です。」

画像は『BBC News 2021年11月26日付「E-moped crash warning from student who nearly lost leg」(PA MEDIA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

これまで8回にも及ぶ手術を受けたエレノアさん(画像は『BBC News 2021年11月26日付「E-moped crash warning from student who nearly lost leg」(PA MEDIA)』のスクリーンショット)

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