クレアさんはステロイド剤なども試したものの効果は一時的だったという。そのため現在は痛みやかゆみ、乾燥を抑えるために日々の手入れを欠かさず、シャンプーやリンス、保湿剤などは肌にあった特別なものを使用しているそうだ。
クレアさんは「新しい薬ができれば試してみたいと思う。いつか乾癬を完治できる薬ができることを願っているわ」と語ると、これまでの心の葛藤についてこう明かした。
「19歳という自意識過剰な時期に発症して、自分の皮膚の状態を受け入れるのに4年かかったわ。ビーチでビキニを着るなんてもってのほかだった。だっていつも『誰かが私のことを指さして噂するに違いない』と怯えていたの。実際、そういう経験はあったし『水疱瘡?』と言われて嫌な顔をされることもあった。乾癬は感染しないのにね。」
「これまでどれだけの人が『どうしたの?』と私に質問してきたことか…。ショックだったし、当時は自分の身体を恥ずかしいと思っていた。でも今ならあの人たちはただ無知で、興味があっただけだって思えるの。以前は感情の起伏も激しかったし酷く疲れていたけど、今はどうやったら自分の皮膚を落ち着かせるかがわかるの。だから今の皮膚の状態には満足しているわ。」
そんなクレアさんは今年の2月、Instagramをスタートし自身の写真を多数投稿、「乾癬との闘いは続いているわ。でも私はこの病気に負けたりなんかしない。もう肌を隠すことはしないと決めたの」と語り、前向きなメッセージを発信し続けている。
なお13000人のフォロワーを抱えるInstagramへのコメントはポジティブなものが多く、「あなたにインスパイアされる」「前向きな姿に勇気づけられる」「自分も乾癬患者。インターネットがない時は同じ病気の人に会ったことがなく、自分を化け物のように思っていた。でもあなたを知って考えが変わったわ」「病気について多くの人に知ってもらうことは大切なこと。あなたを応援しているわ」「あなたは美しいと思う」といったメッセージが寄せられている。
画像は『user2070053221116 2021年10月17日付TikTok「My best friend!」』『Claire Elizabeth 2021年10月30日付Instagram「Celebrating Psoriasis」、2021年9月11日付Instagram「I can tell the UK is getting colder!」、2021年9月22日付Instagram「Up close & personal with Psoriasis!」、2021年10月28日付Instagram「You should have seen their face」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)