ヒョウアザラシが動き出し大きな口を開けて振り向いたのだ。
死んでいると思い込んでいたフリンさんは相当驚いており、「思わず汚い言葉を口にしながら飛びずさりましたよ」と当時の驚きを明かす。大きく開いたヒョウアザラシの口には鋭い歯が並んでおり、襲い掛かる素振りは見せていないが恐怖を覚える映像である。
ヒョウアザラシはアザラシと似た体つきをしており、その愛くるしい表情にもアザラシの要素を感じる。しかし一度口を開けると立派な歯や牙が覗き、ぱっくりと開けた大きなその口でペンギンや他のアザラシたちを襲う獰猛なハンターへと変身する。
フリンさんが怖すぎるヒョウアザラシの姿を自身のTikTokに投稿すると、今月3日の時点で430万件以上の「いいね」が寄せられる大反響を呼び、「これはまさに恐竜だよ」「死んでいたとしてもなんで触ろうと思ったの!?」「このヒョウアザラシも、フリンさんと全く同じ言葉を言いながら驚いているみたいで面白い」などのコメントが届いた。
なおフリンさんはその後、野生動物保護官にヒョウアザラシの出現を通報したそうだ。しかしヒョウアザラシは危険なため保護することはせず、そのまま自然に任せることになったとコメント欄で明かした。地元の住民によるとヒョウアザラシはしばらくすると海へ帰って行ったという。
ちなみに昨年10月には南極で、ペンギンの首を引きちぎって襲うヒョウアザラシの衝撃的な狩りの瞬間を捉えた写真が話題になっていた。
画像は『Flynnwebb 2021年8月27日付TikTok「Leopard seal in south Australia」』『National Geographic 「Leopard Seal」(PHOTOGRAPH BY RODRIGO G)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)