母親は「今は私の番なの!」とでも言うかのように子どもの手を払いのける姿も確認できる。
オランウータンは15分ほどサングラスで遊ぶと、動物園のスタッフが葉っぱと引き換えにサングラスを手放すように促したという。オランウータンは高い木の上からブーメランのようにサングラスを投げてロリータさんに返したが、サングラスはその拍子に壊れてしまったそうだ。
ロリータさんは当時のことを、「下にいるオランウータンを見ようとして覗き込んだ時に、サングラスが落ちてしまったんです。数分後にこの母オランウータンが近寄ってきて、後はカメラに映っている通りです」と振り返る。
ロリータさんが同園を訪れたのは3月28日のことだったが、この動画を今月2日にTikTokへ投稿すると、7日の時点で4500万回超の再生回数を記録し、1100万件以上の「いいね」が寄せられる大反響を呼んだ。コメント欄は「世界一かっこいいオランウータンだ!」「サングラスの使い方を知っていたのが驚きだよ」「オランウータンって税金払いたくないから人間と話さないだけなんじゃない?」「動物園にいるには賢すぎるよ」などその賢さに驚嘆する声で溢れた。
『ナショナルジオグラフィック』によると、オランウータンの語源はマレー語で“森の人間”を意味する“orang hutan”であり、人類に最も近い生物だという。実際に人間とオランウータンの遺伝子は約97%が同じであることも確認されている。
これだけ人間との共通点があれば、今回サングラスをかけたこの行為はそれほど珍しいことではないのかもしれない。
@minorcrimes So I’m down a pair of sunglasses but up a very good story #monke ♬ original sound – Lola Testu
画像は『Lola Testu 2021年8月2日付TikTok「So I’m down a pair of sunglasses but up a very good story」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)