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writer : hanako

【海外発!Breaking News】りんご1個分の重さで生まれた赤ちゃん、13か月の入院生活を経て退院(シンガポール)<動画あり>

まだ皮膚がとても薄く弱かったため針を刺すのも難しく、薬を投与するにも小数点以下の計算が必要だったという。

またいくつもの治療を受け、様々な医療機器に頼らなければ生きていられなかったため、彼女の両親は長期にわたる入院費用の一部をクラウドファンディングで工面したそうだ。

ユーシャンちゃんの治療にあたった医師はインタビューでこのように明かしている。

「現代では早産児の生存率は70%を超えます。しかしそれはあくまで体重が400グラム以上の場合です。彼女はたったの212グラムで本当に厳しい状況でした。生存率は非常に低いだろうと思っていました。体を守る皮膚がとても薄く敏感で、オムツも通常のものを使うことはできませんでした。薬の計算も大変で一日一日が闘いでした。新型コロナウイルスが猛威を振るっている中で誕生して生き延びた彼女は本当に奇跡です。」

コロナ禍でユーシャンちゃんの頑張りや成長は人々の希望の光となり、彼女は“covid-19 baby”として特別な存在となったという。そして誕生から13か月たった今年の7月9日には、退院できるまでに回復した。

医師によるとユーシャンちゃんの現在の体重は6.3キロで健康状態も良好だという。慢性的な肺疾患が残っており自宅では介助が必要だが、それも成長とともに改善していくと期待されている。

画像は『The Straits Times 2021年8月7日付「Discharged after 13 months at NUH, world’s tiniest baby is now a healthy 6.3kg」(PHOTO: NATIONAL UNIVERSITY HOSPITAL)(PHOTO: KWEK FAMILY)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

体重わずか212グラムで誕生したユーシャンちゃん(画像は『The Straits Times 2021年8月7日付「Discharged after 13 months at NUH, world’s tiniest baby is now a healthy 6.3kg」(PHOTO: KWEK FAMILY)』のスクリーンショット)

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