とりあえず静岡のサッカーチームのユニフォームを着て、バケツ、ピストル、ピコピコハンマーなどの倉庫にあった小道具を台車に載せて、舞台に出て行ったそうだ。かたまりがまず事情を説明して謝罪すると、悲鳴のような声があがったという。当時舞台袖にいたニューヨークの嶋佐和也のツイッターには、ピンネタの途中で「ムカつくー!!」と絶叫したかたまりの写真が投稿されている。

「いつかこんな日が来るだろうと思っていたけど、お前が来ずに僕が1人でつながなきゃいけないっていう」とかたまりは少しは覚悟していたようだが、空気階段のコントと言えばもぐらが演じるさまざまなキャラを軸に展開していくパターンだ。16日深夜放送の『ジンギス談！』（北海道放送）ではかたまりがもぐらの好きなキャラベスト3を発表、6月6日放送の『支配人やってみませんか？』（ABCテレビ）ではお笑いが大好きな日向坂46・佐々木久美が「今、まさにきている、キャラを駆使している芸人さん」と評していて、もぐらのキャラが注目されることが多い。そのもぐらがいない舞台で、急遽10分間ものピンネタを披露することになったかたまりの胸中はどのようなものだったのか。

かたまりの出番が終わってから、ようやく劇場に到着したもぐらは、かたまりの予想通り土下座をしながら楽屋に入ってきた。このときの写真も嶋佐が公開しているが、これに「安定感あるなぁ。土下座も慣れると何の意味も持たなくなるw」「テレビで何度も見た土下座だ」「綺麗な土下座（笑）」「土下座までのスピード」ともぐらの土下座についてのコメントや、「またですかw」「誠心誠意は見れるけど、そのパワー起きるパワーに使ってください」「かたまりさんも大変ですね。笑」などの声が寄せられている。

同じライブに出演したぼる塾のきりやはるかも「あんり、形、一緒なのでもぐらさん出来ますよ」と提案して、あんりも「私、短いネタだったら全然もぐらさんできるんで言ってください」と申し出てくれたという。2020年11月25日放送のTBS系『水曜日のダウンタウン』では相方を遅刻させる企画で、4時間1分20秒という遅刻でオズワルド・伊藤俊介とラランド・ニシダをぶっちぎった鈴木もぐら。芸人仲間や視聴者から遅刻は日常茶飯事というイメージがついてしまっているようだ。

画像は『月刊芸人　2020年1月18日付Instagram「誌面には載せきれなかった空気階段のアザーカット」』『嶋佐 和也 KAZUYA SHIMASA（ニューヨーク NEWYORK）　2021年7月18日付Twitter「沼津の劇場出番に相方の鈴木もぐらが寝坊で間に合わず」「土下座するもぐら」』『空気階段の踊り場（TBSラジオ）　2021年7月19日付Twitter「このあと24:00-は、」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　関原りあん）