海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】故人の歯をアクセサリーに加工する女性「悲しみを乗り越える助けに」(豪)

製造期間は6~8週間、価格は262~7483ドル(約28000~82万円)という。

ジャッキーさんは「私は子供の頃から、人生の病的な側面に惹かれていました。そして数年前に友人を亡くしたことをきっかけに、悲しみを乗り越えようとする人の助けになりたいと考えるようになりました。悲しみは共有することで対処できるのです」と事業を始めたきっかけを明かした。

故人の歯をアクセサリーにするだけでもインパクトがあるが、ジャッキーさんがこれまでで一番記憶に残っている依頼は「IUD(子宮内避妊具)をアクセサリーの一部に使ってほしい」というものだった。しかし「IUDはプラスチックでしたので、お断りしました」と話しており、製作することはできなかったそうだ。

依頼品をアトリエで丁寧に加工していくジャッキーさん(画像は『Grave Metallum Jewellery 2019年1月28日付Instagram「A couple of weeks ago I recieved an email from」』のスクリーンショット)

他にも「祖父が拳銃自殺したときの薬きょう(発射薬を入れるためのケース)をアクセサリーにしてほしい」「亡くなった子猫の体毛を使ってほしい」「ペットのヘビの遺灰をネックレスにしたい」という依頼まであったという。

ジャッキーさんのこの仕事について、家族や友人たちは協力的だそうだが、時には歯や骨を加工することに嫌悪感を抱き、反対する人もいるという。それでもこの新しいスタイルのアクセサリーが「亡くなった大切な人を心から思い出させてくれる」と支持する人もいる。

アクセントとして宝石を一緒に使うことも(画像は『Grave Metallum Jewellery 2020年1月16日付Instagram「As the cost of living keeps rising」』のスクリーンショット)

ジャッキーさんは「私は普通なら捨てられてしまう物や、所持していることをタブーとされる物を使い、考えさせられるような作品を作り上げたいといつも考えています。そして人生の不気味で病的な側面についての会話が生まれればいいなと思います」と話している。

画像は『Grave Metallum Jewellery 2020年6月18日付Instagram「Gold on gold」、2020年11月2日付Instagram「9ct yellow gold wisdom tooth jewellery set」、2019年1月28日付Instagram「A couple of weeks ago I recieved an email from」、2020年1月16日付Instagram「As the cost of living keeps rising」、2021年6月22日付Instagram「Late last year @xtine.doesthehair lost her little kitten, Ruby」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

亡くなった子猫の体毛をアクセサリーにしたいという依頼も(画像は『Grave Metallum Jewellery 2021年6月22日付Instagram「Late last year @xtine.doesthehair lost her little kitten, Ruby」』のスクリーンショット)

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