最も大切な子供時代の写真アルバムやスクラップブックをケンジントンの自宅地下室に避難させていたという。
ブライアンは「モノはモノでしか無いかもしれないけど、でも写真が消えていくのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のようだ。僕の過去の多くが消されてしまったようで憤慨している」と怒りを露わにした。
今回の浸水被害について、ブライアンは「ケンジントン地区では過去150年にわたり、雨水による洪水被害がない。この10年間、この地域を悩ませてきた地下室建設が原因であるのは明らかだ」と指摘、「ケンジントン&チェルシー王立区議会は何年も前、あまりに深い地下室を増やすと生活空間の下にある帯水層が遮断され、排水システムが機能しなくなると警告していた」と述べた。
同議会の広報担当者は「我々の優先事項は、昨夜の洪水で被害を受けた住民達が必要な支援を受けられることを確認することです。一晩で120人の住民をホテルに宿泊させ、今朝は緊急対応を行っています」と説明、社会的弱者である住民には福祉的な呼びかけを行い、地域にサポートセンターを設置したと伝えた。
また「突然の豪雨により、ロンドンの各区で鉄砲水が発生しました。ここケンジントン&チェルシー地区だけではなく都市全体に被害と混乱をもたらしており、地下室建設との関連性はありません」とも話している。
画像は『Brian Harold May 2021年7月5日付Instagram「And here is the human side !」、2021年7月13日付Instagram「After a nice day at The Royal Holloway College, we came back to horror in our house.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)