出産予定日より約3.5週間早く誕生し、腕がある子と同じように寝返りをし、お座りをし、立って歩けるようになり、もうすぐ2歳3か月を迎える。お絵描きをする時は足を使うが、ヴァネッサさんは「アイヴィにとって前腕がないことは普通のこと。それが大変だとか、人とは違うという認識はしていないようですよ」と笑う。
そんなヴァネッサさんは一家のInstagramを頻繁に更新しており、先月22日には「世界のみなさん、“ラッキー”に会ってちょうだい」と言葉を添え、子犬と遊ぶアイヴィちゃんの姿を投稿しこう説明した。
「『アイヴィと同じように腕(足)がない子犬を探しています』と4月6日にSNSに投稿したところ、同日に私たちの住む町で、前足がない子犬が誕生したのです。これは運命としか思えません。まだ小さいので我が家にやってくるのには時間がかかりますが、その日が来るのが待ちきれないわ。 ウエルカム。ラッキー!」
実はヴァネッサさんが、アイヴィちゃんと同じ病気を持つ犬を探すことにしたのには、次のようなわけがあった。
「アイヴィはまだ2歳ですが、いつか『なぜ自分は前腕がないの?』と聞いてくる日がきっと来るでしょう。そんな時、『人と違っているということは美しいことよ。あなたと同じように生まれたラッキーを見てごらんなさい』とアイヴィに伝えることができると思うのです。ラッキーはこれまで何度か我が家にやってきて子供たちと遊んでいますが、アイヴィはとても喜んでいるんですよ。」
「私たちの中には青い目の人もいれば、緑の目の人もいます。ブロンドの髪の人もいれば、茶色の髪の人もいます。腕がある人もいれば、ない人もいてそれぞれに外見は違います。でも人が生きていることには意味があり、価値があると思うのです。だからアイヴィには『普通と違ってもいいんだよ』ということを、日々の生活の中で教えていけたらと思っています。」
「そして私に中絶を勧めた医師にはこう言いたいのです。『アイヴィはとても豊かな人生を送っていますよ』とね。」
画像は『Vanessa McLeod 2021年5月8日付Instagram「We got a little visit with Lucky today」、2021年4月26日付Instagram「Lucky pupdate」、2021年4月22日付Instagram「Hi world, meet Lucky」、2019年10月6日付Instagram「No words」、2019年3月26日付Instagram「My family」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)