犯人逃走後に交わしたミス・アジアとの心温まる出来事を長文にしたためている。

「4日前、（犯人の）車が猛スピードで走り去り、銃創から血がしたたる中、天使が駆け寄ってきて、僕の隣に横たわってくれました。彼女の小さな体の周りに広がっていく血だまりは僕の体から流れ出ているものだという認識はありましたが、それでも彼女を見ているうちに、パニックで叫んでいた僕の心は落ち着きを取り戻したのです。」

ライアンさんはそんなミス・アジアを腕の中に包み込みながら、彼女の2匹の弟達、コジとグスタフを救えなかったことを詫びた―と記している。ライアンさんはその後、現場付近の住民の通報により病院に搬送され、手当てを受けた。

事件から1週間ほどが経過し、現在は怪我の全面回復が見込まれているものの、当初は「予断を許さない状況」と報じられていたライアンさん。Instagramには事件当夜を振り返り「僕の人生は突然、予期せぬ方向へと急転換してしまった」「辛うじて命拾いをした」と綴っている。そして現在も懸命に捜査を続ける警察や病院スタッフについて、

「（事件についての詳細は）いずれお話するつもりでいますが、今は世界中の皆さんから届く大きな愛とその素晴らしさに、ただ感謝の気持ちでいっぱいです。」

と吐露し、家族や友人、そして同業のドッグウォーカー達からの励ましやサポートにも礼を述べている。なおレディー・ガガに対しては、次のように綴っている。

「子供達が無事に戻り、家族がまた全員そろいました…　やりましたね！　このクライシスの最中、あなたは僕や家族を多大なサポートで包んでくれました。愛犬が強奪されるという辛い状況にありながら、あなたは友人として、僕に揺るぎないサポートを示してくれました。あなたを愛しています、ありがとう。」

当面は引き続き怪我の治療に専念する予定のライアンさんだが、

「今は、アジア、コジ、グスタフからのキス攻めとペロペロ攻撃（興奮しちゃって、もしかしたら“うれション”もあるかも？）を受ける日を心待ちにしています。」

と長文を締めくくった。

このたびの投稿には多くのドッグウォーカー達が「自分にも起こり得た事件」「同業者として胸が痛む」といったコメントが届いているほか、犯人逮捕とライアンさんの一日も早い回復を願う声が多数寄せられている。

画像は『Saint Rocque　2021年3月1日付Instagram「（2/2） I am still in recovery from a very close call with death and have kept myself （for the most part, I mean I am human） from the growing media story.」「（1/2） 4 days ago, while a car sped away and blood poured from my gun shot wound, an angel trotted over and laid next to me.」』『Lady Gaga　2021年2月26日付Twitter「My beloved dogs Koji and Gustav were taken in Hollywood two nights ago.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　c.emma）