いつか自分の意思で動かせるようにと願ってリハビリを続けた。
次第にアラリック君自身もリハビリに向き合うようになり、リハビリの時間以外にも父親のダスティンさん(Dustin)と一緒に院内を歩く練習をした。
病院スタッフは「アラリック君は院内ですれ違う人みんなと友達になり、多くの人がアラリック君を応援していました。幼いながらもとても強い子でしたね」と明かしており、リハビリ中にも笑顔を振りまくアラリック君に癒されるようになったという。
そしてアラリック君はダスティンさんに手伝ってもらいながら、たどたどしくもある程度の距離を歩けるようになってきた。そして迎えた退院日に、アラリック君の努力の成果を家族や友人たちに見てもらうため、病院スタッフは小さなコースを廊下に作り、お披露目会を行った。
当時の様子を撮影した動画には、コースの両サイドに家族やスタッフが並び、旗を持ってアラリック君を応援する様子が映っている。そしてアラリック君は歩行器を使い、ゴールテープに向かって一歩一歩、力強く歩みを進める。ゴールにたどり着きスタッフに抱きしめられると、アラリック君は笑顔を見せた。1か月ほど前には寝たきり状態だったとは考えられないほど、素晴らしい回復力だった。
「この日は本当に素晴らしい日になりました。自分で足を動かすことができなかったアラリック君が、再び自らの意思で歩けるようになり、退院することができたのです」と病院スタッフは明かし、アラリック君の退院を喜んだ。
その後アラリック君は順調に回復しているようで、ダスティンさんは今月21日に歩行器無しでゆっくりと自宅を歩くアラリック君の姿を投稿している。
画像は『Akron Children’s Hospital 2021年2月4日付Instagram「Two-year-old Alaric Bridgeman started suffering from transverse myelitis at the beginning of December」』『Newsner.com 2021年2月19日付「Paralyzed toddler manages to recover and takes his first steps at 2 years old with hospital staff cheering him on」(Source: GoFundMe)』『Dustin Bridgeman 2021年2月21日付Facebook「Getting better each day!!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)