家族の写真や動画を投稿して日々の正直な気持ちを綴っている。
そのなかの印象的な言葉をいくつか紹介したい。
「なぜ私たちのもとにダウン症のトリップが生まれたのかって考えた。そしてこう思ったわ。それは『私たちに愛と喜びをもたらすためなんじゃないかって。そしてダウン症についてより多くの人に知ってもらうためだろう』ってね。」
「みんなダウン症と聞くと『どうなってしまうの?』と怖がるけど、トリップは完璧だったわ。もちろんダウン症についての知識がなければ怖いと思う。でも子育てってそんなものでしょう。私は息子をとても誇りに思っているわ。」
「トリップは私たちと何ら変わらない。学ぶのに人より少しだけ多く時間がかかるし、手もかかるし、愛情も必要だけど、それはみんなと一緒でしょう。」
「ダウン症だからといって、トリップが落ち込んでいる(Down)わけではないのよ。ダウン症を患う子は、気持ちが沈んでいる人たちを助けてくれるのよ。」
「だからもし、ダウン症と診断されても怖がらないで。ダウン症はギフトよ。ダウン症であっても、彼らの人生は可能性で満ちていて美しいの。そのことをみんなに知って欲しいから、私は投稿を続けるわ。」
ちなみにニコールさんが最近投稿した「私の人生で最も幸せな年(Happiest year of my life)」というトリップ君の笑顔がいっぱい詰まった動画には、7歳になったレイス君がお座りができるようになったトリップ君に『10,000 アワーズ』を歌う様子も収められており、家族の笑顔に癒されることだろう。
また『10,000 アワーズ』について、ニコールさんは「この歌は恋人へのラブソングだけど、レイスは自分と弟の歌だと思っているわ」と明かし、「2人の絆は日に日に深まるばかりなのよ」と笑った。
「1万時間でも、残りの人生全ての時間を費やしてでも、君のことを愛し続けるよ」―『10,000 アワーズ』はまさに一家のトリップ君への愛と重なるのである。
画像は『Nicole Powell 2020年10月30日付Facebook「When you have a whole football team of kid」、2020年9月8日付Facebook』『TeamTripp 2020年12月31日付Facebook「I can not believe it’s been a whole year today」、2021年1月11日付Facebook「Looking like a little boss baby」、2021年1月7日付Facebook「Down syndrome, it doesn’t mean he is down.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)