海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】森林火災で火傷を負ったカンガルー、ゴーグルを付けレーザー治療を受ける(豪)

治療の際には必ずゴーグルを装着しなければならない。リースさんは「私たちはこのゴーグルを“ドーグル(doggles)”と呼んでいます」と明かしており、普段は犬にレーザー治療を行う時に用いるためゴーグルにこのような名前を付けたようだ。

「動物にドーグルをつける時は、いつも笑ってしまいます。今にも空に飛び立ちそうな、昔のパイロットみたいでカッコいいんですよね」と話すリースさんは、レーザー治療の際に撮った写真にゴーグルをつけた赤ちゃんカンガルーと笑顔で写っている。

レーザー治療を行うリースさんもゴーグルを装着(画像は『WhatsNew2Day 2020年12月10日付「Doctors give laser treatment to kangaroos badly burned by Australian bushfires」((C)Animal Rehab Klinik / Caters New)』のスクリーンショット)

なお同動物病院では、レーザー治療の他にも火傷を負った手足やしっぽに特別なギプスを装着した治療も行っている。主にカンガルーを診てきたがウォンバットやポッサムの治療にもあたったそうで、リースさんは「緊急時に治療にあたる獣医はたくさんいますが、治療後にリハビリを行える環境は限られています」と動物医療の現状を明かした。

手足にギプスをつけるカンガルー(画像は『WhatsNew2Day 2020年12月10日付「Doctors give laser treatment to kangaroos badly burned by Australian bushfires」((C)Animal Rehab Klinik / Caters New)』のスクリーンショット)

またカンガルーの母親たちについて「子供たちよりも重度のケガをしています。子をお腹の袋に入れ、炎から逃れようと跳ね回ったために足先が全て火傷しているのです。動物たちを野生に戻すことができるといいのですが、ケガが酷いようであれば保護区へ放つかもしれません」とリースさんは話しており、最後にこのように述べた。

「彼らの命をより良い状態にできると分かるのは素敵なことです。彼らは素晴らしい生き物ですから。」

画像は『WhatsNew2Day 2020年12月10日付「Doctors give laser treatment to kangaroos badly burned by Australian bushfires」((C)Animal Rehab Klinik / Caters New)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

母親カンガルーと一緒に治療に励む(画像は『WhatsNew2Day 2020年12月10日付「Doctors give laser treatment to kangaroos badly burned by Australian bushfires」((C)Animal Rehab Klinik / Caters New)』のスクリーンショット)

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